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2010年7月27日 (火)

2012年の大河

来年の大河ドラマ『江 姫たちの戦国』の主要キャストが徐々に発表されていく一方で、再来年2012年(平成24年)の大河ドラマが、『平清盛(仮称)』と発表されました。

これは7月23日付の日刊スポーツが報じたものであり、それによるとここ数年の大河は戦国や幕末が舞台になる事が多く、更に時代をさかのぼろうと思い源平の時代、それも清盛を主役にしたらどうかという声が上がったっていたという事です。そして前回源平を扱った2005年(平成17年)の『義経』から7年、清盛を主役とした1972年(昭和47年)の『新・平家物語』から40年、更にさかのぼれば大河第1作の『花の生涯』から数えて50作目というアニバーサリー作品という位置付けから、清盛に決まったとの事です。

また、記事に記載はありませんが、ここ数年の大河は篤姫や直江兼継のように、おせじにも歴史の主役とは言えない人が主役に抜擢されるケースが多く、『龍馬伝』のようなダブル主役といった変則的なケースもある事から、そろそろ王道的な物語を見たいという声が視聴者から上がった事は十分想像できます。

ちなみに大河で扱われた最も古い時代は、平安時代中期の平将門・藤原純友を主役にした1976年(昭和51年)の『風と雲と虹と』。逆に最も新しい時代を扱ったのは、昭和を題材にした1984年(昭和59年)の『山河燃ゆ』と1986年(昭和61年)の『いのち』。幕末を含まずに明治のみを扱ったのは1985年(昭和60年)の『春の波濤』のみ。大正はゼロです。以前聞いた話では、近代以降だと政治家・軍人・作家が歴史の有名人になりがちなので、ドラマになりずらい。特に韓国人に暗殺された(異説あり)伊藤博文は、ここ数年NHKが韓流ドラマで稼いでる事を考えると、絶対無理。福沢諭吉や大隈重信、夏目漱石のように特定の大学や企業(慶應義塾大学、早稲田大学、朝日新聞社、等)が絡むと、NHKで実名を挙げていいのかという声が上がるそうです。

古い時代でも「聖徳太子」「大化の改新」「奈良の大仏」のように特番ドラマならいいけど、大河は無理があるというケースがほとんどです。その気になれば「源氏物語」も大河になりそうですが、光源氏は「おめぇ、実在しねぇじゃん」(©ほりのぶゆき)な人ですし、NHKで大河にハーレクイン(実際、読んでみてそうとしか感じなかった)をやっていいのかという疑問も生じます。とくればやはり50作目の『清盛』で打ち止めにした方が、いいのかも知れません。

参考文献「大河ドラマ入門」 小谷野敦 著 光文社新書

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