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2015年12月10日 (木)

アキユキ・ノサカ・ノー・リターン

野坂昭如さんの訃報を聞いた時、「もうそんなになったか」というのが正直な気持ちでした。2003年(平成15年)に脳梗塞で倒れてからも、執筆を続けられていたのですが、表舞台に出る機会が減っていた印象は否めません。ある意味電波時代のカリスマだったからでしょうか?

子供の頃学校で『火垂るの墓』のアニメを見せられ、その事を帰宅してから父に話すと「昔はCMでソクラテスの歌とか歌ってたのになぁ」と言われたのが、妙に印象に残りました。その後元ネタのCM映像(サントリーゴールド900)をあるイベントで観た時は、本当に爆笑しました。同じイベントでは『題名のない音楽界』で明らかに二日酔いの状態で『マリリン・モンロー・ノー・リターン』歌ってる(しかも一回やり直してるし!)映像も見られたので、これも爆笑しました。今からでも遅くないからクロード野坂(野坂氏の歌手名)のベストアルバムとか、出ませんかねぇ。あとサントリーゴールド900の限定復刻も。

その後しばらくたってから、『おもちゃのチャチャチャ』やハトヤのCMソングの作詞を手掛けたのもこの人だと聞いて、改めてその軽妙かつ洒脱さに舌を巻き「ひょっとしたらこの人は高杉晋作の生まれ変わりじゃないのか?」と、本気で思うようになりました(史実の高杉も居合い斬りの後で、度々逸を奏でるような面があったので)

反戦についての思いは『火垂るの墓』やリテラを見て頂くとして、J-CASTニュースでも触れられてる、大島渚監督との殴り合いも伝説になりました。普段平和を唱えてる人がマジギレするとどうなるかという、いい見本でしょう。今頃は天国で第2ラウンドが始まってるのかも知れません。享年85。謹んでご冥福をお祈りいたします。合掌。

それにしても前述のソクラテスの歌、最後の「とんとんとんがらしの宙返り」の意味が本当に分かりません。気が付いたら戦争が始まってるという「新潮45」での最後のコラムより、こっちの方がずっと気になります。

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