« 3タイプの500形 | トップページ | 最後のラストシューティング(なのか?) »

2017年3月16日 (木)

さらば渡瀬恒彦

渡瀬恒彦さんの訃報を聞いた時は、正直仰天しました。体調が悪いのは存じていましたが、まさかお兄さんの渡哲也さんより先に逝くとは全く予想外だったからです。それも胆のうがんだったとは・・・兄弟そろってがんという事実を知ると、やっぱがんは血縁性の高い病気なのかなと思ったりもします。

数多くのフィルモグラフィーを誇り、ブルーリボン賞や橋田賞も貰ってる割には「無冠の帝王」的なイメージが強い渡瀬さんですが、多分70年代に出た作品のイメージがそうさせてたのでしょう。マスコミは『仁義なき戦い 代理戦争』や『赤穂城断絶』は取り上げても、『私設銀座警察』の赤ん坊ブン投げ(!)ポン中ヒットマン、『実録外伝 大阪電撃作戦』のグラス嚙み砕き、『狂った野獣』のバススタント、そして撮影中のジープ横転事故(一歩間違えれば右腕切断の重症だった)による『北陸代理戦争』降板(でも予告編には出てる)は取り上げてません。J‐CASTニュースは取り上げてたけど。

筆者は先日ラピュタ阿佐ヶ谷で『恐怖女子高校 暴行リンチ教室』を観てきましたが、そこにも渡瀬さんの姿がありました。悪徳政治家をユスるトップ屋の役で、一度は5000万円せしめるのですが、ちょっとしたアクシデントでそれが灰になってしまい、しかし決してイラ立ったり嘆いたりせず、5000万円の火で一服してオシマイという砕けたラストが、物語をうまく締めくくっていました。つらい事や悲しいことがあったら、一服一杯やるのもいいかも知れません。

記録にも記憶にも残った東映生え抜きのムービースター。享年72。謹んでご冥福をお祈り致します。合掌。

それにしても訃報報じたその日に、BS‐TBSで十津川警部の『消えたタンカー』やるとは、以前からの予定とは言え何たる偶然。しかも渡さんとの3度目かつ最後の共演だし。

« 3タイプの500形 | トップページ | 最後のラストシューティング(なのか?) »

芸能・アイドル」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: さらば渡瀬恒彦:

« 3タイプの500形 | トップページ | 最後のラストシューティング(なのか?) »