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2017年11月

2017年11月30日 (木)

さらばゲヒ殿

「この物語は、フィクションにて候」でお馴染み、モーニングの大河歴史マンガ『へうげもの』が、今日発売の2017.12.14号で最終回を迎え、13年の連載にピリオドを打ちました。

物語としては前回、ゲヒ殿(古田織部)が「ドブリブリブリ」と切腹した事で、介錯に訪れたヤス(徳川家康)を笑わせ、首チョンパされたところで実質終わっており、今回は作者曰く「追悼特別企画 古田織部版『愛と死を見つめて』」という、主人公不在の最終回となってます。時代を追ってヤス、ラック(織田有楽斎)、ロリ嫁(おせん)がバタバタ死んでいく中で、老いた又やん(岩佐又兵衛)とソゴ(上田宗箇)はゲヒ殿の面影を求めて南へ下り、そこで確かに「存在してないけど、存在してる」ゲヒ殿の足跡を掴みます。おそらく彼はそうした形で、これからも生き続けるのでしょう。

ヤフコメでも「傑作だと思う。お疲れ様でした」「歴史漫画の役割は、テレビで時代劇が放送される事が減り、過去の世界に触れる機会が少なくなりつつある現状では。今後益々大きくなると思われます」「広い意味での『ART』がテーマだと思うんですけど、お高くとまら無かったところが良かった。古田織部の俗物っぷりというか、リアリストであり続けるところも好きでした」「関ヶ原で空飛んだあたりは忘れられません。すばらしい作品でした」(フライング宗匠ー、僕は誰より高くー)「最後は命を捨てて家康も笑わせた。まさに数寄の男の一生って描き方でしたね。面白い作品でした」といったコメが並びました。でもってキタコメはコレ。

「NHKでアニメもやってたし、これを大河原作に織部やってほしい。
昨今の戦闘描写がない大河にうってつけ。
名だたる武将と絡み、戦国期ど真ん中を伝令番や茶で生き抜いた
茶人武将の話を是非に」

それなら当然サル(羽柴秀吉)のノブ(織田信長)胴チョンパや、関ケ原でのヤスの新たな快感や、ちょっちゅね公(加藤清正)のリアルロケットパンチや、ゲヒ殿の水中ファックもやらなきゃいけませんね。

ひとまず筆を置いた山田芳裕氏。既に新連載も決まってるようですので、またいつの日か違った形でひょうげてくれるでしょう。それまではセ・コ・イ・ヤーン、エブリワーン。

それにしてもゲヒ殿の隠し子、わび助の今の名前、あれでいいんですかね?

2017年11月29日 (水)

日馬富士、残念な引退

あれから2週間、ついに日馬富士が引退しました。正確にはモンゴル会でいつも通りに振舞ってたら、どついた相手が貴乃花親方の弟子で、当人同士で和解したからいいやと思ってたら、そっから親方のスイッチが入って、よくある力士のケンカが刑事事件に発展してしまったという事です。もちろん酒席でもシラフでも、理由なく人を殴るのはいけませんが。

ここ数年怪我が絶えず、33歳という年齢もあり、来年1年持つのかと言われていたのは事実ですが、こんな形で引退に追い込まれるとは、本人も思わなかったでしょう。鳥取県警は傷害の容疑で書類送検する予定ですが、今日引退した事で検察が不起訴に向けて動くのは確実な情勢です。

会見ではファンや親方夫妻への謝罪は口にしたものの、肝心の貴ノ岩への謝罪はなかったように感じました。かつては「力士の不始末は土俵の上でケリをつける」という不文律があり、ファンも「罪を憎んで人を憎まず」とそれを支持してました。しかし今や「罪を憎んで人をも憎む」という時代になってしまいました。その意味でデーモン閣下の言う「暴力は良くないが、結果として相撲ファンが一番望まない展開になってしまった」のは、残念でなりません。

一方で貴乃花親方は未だ沈黙を続け、貴ノ岩も公の場に姿を現してません。今回日馬富士が会見を行ない、ある程度自分の言葉で語ったことで、「次は貴ノ岩の番」という声が出るのは確実ですが、それでも沈黙するのなら、真相究明は藪の中と言わざるを得ません。

引退後の日馬富士はどうするのか?通常横綱は年寄株がなくても、5年間は現役時代の四股名で親方として、相撲協会に残る事が出来ます。しかし今回は刑事事件という事もあり、それは難しいでしょう。となるとやっぱプロレスですか。実際日刊サイゾーJ‐CASTニュースは、プロレスかRIZIN入りかと書いてますが、多分どっちもないと思います。モンゴルに帰れば警察官か弁護士になれるんだし。


2017年11月28日 (火)

ケツ持ち同じ人ぢゃないんだ

連日声のデカい人の言ったもん勝ちの様相を呈してきて、すっかり「藪の中」状態の日馬富士騒動ですが、11月18日のブログで筆者が伝えた「貴乃花親方とビートたけしのケツ持ちは同一人物」という話が、ちょっと揺らいできたようです。

サイゾーウーマンによると、貴乃花親方を潰すべく「芸能界のドン」こと、周防郁夫バーニングプロ社長が暗躍してんだとか。その理由は驚く勿れ、ニャンと『新・アウトレイジ 両国死闘編』への出演も噂される(って、ねぇよ!そんな映画!観たいけど)高田みづえが、ドンの推しメンなんだからだとか。言わずと知れた二所ノ関親方(元大関若島津)のおかみさんぢゃありませんかい。ダンナは日馬富士や貴ノ岩とは別の意味でマジヤバな状態が続いてますが、そんな所で名前が出てくるとは、ご本人も想定外でしょう。

しかし筆者が以前聞いた話では、周防氏は貴乃花親方の現役時代からのタニマチだったという話もあり、実際兄貴で元若乃花の花田虎上とは、今も良好な関係を築いています。貴乃花親方が部屋を興す際、過去のタニマチと決別したと言われる中でも、数少ない生き残りのタニマチとして、親方夫妻のメディア露出をサポートしてたはずですが、一体何があったのでしょうか?

しかも息子で靴職人の花田優一も潰すと息巻いてるそうですから、まさに怒髪冠を衝くが如し。弟子や息子の将来を考えると、公の場で自らの口で語るのが、今の貴乃花親方に求められてるのですが、そんな事も分からず意固地になってるのなら、図体のデカい幼児と一緒でしょう。尤も相撲取りなんてそんなもんと言われると、返す言葉がありませんが。

ちなみにたけしは昨日の東スポで貴乃花親方に対し「改革はそんなに簡単じゃない」と語ってましたが、相変わらず宮沢りえの話はしないのね。おっと失礼、宮沢もバータレでしたね。

2017年11月26日 (日)

価値無きV40

予想通り白鵬が40回目の優勝を決めましたが、当然何の感動もありませんでした。3横綱1大関1元大関が休場して星5つ得したんですから、先場所の日馬富士よりも上げ底ですな。そんな上げ底横綱に対し、嘉風以外返り討ちというのもまた情けないですが。

そして特に今場所は、白鵬の態度の悪さが目立ちました。11月22日のブログでお伝えした謎のアピールはもちろん、今日の優勝インタビューもヒドいものでした。「場所後に真実を話し、膿を出し切り、日馬富士と貴ノ岩を再び土俵に上げる」そうですが、自分が当事者の一人である事を忘れちゃったんでしょうか?既に司直の判断に委ねられてるのにこんな発言するのは、日馬富士の復帰を既成事実化する為の、忖度を狙ってるとしか言いようがありません。挙句の果てには万歳三唱って、さながら白鵬教の決起集会かよと、突っ込まずにはいられませんでした。

ヤフコメでも「優勝40回は立派ですが、他の力士の処遇はあなたが決めることではないでしょう」「既に司法判断が出ても、日馬富士現役続行が決まってるとしか思えない動きをしてるのが、ものすごく不愉快」「なんで加害者の日馬富士を応援するムードなのよ」「そもそも、あんたも現場にいた話だぞ」といった批判コメが並びました。でもってキタコメはコレ。

「もう普通の目で見れない」

それもこれもあれもこれも、相撲が「国技」だからでしょう。いっその事今すぐとは言わずとも平成の終わりに合わせて、相撲協会は「国技」の看板を下ろして、遺恨対決も八百長もデスマッチも何でもありの、完全営利興行に舵を切るのもいいかも知れません。

そしてその時貴乃花親方はどう動くのか?それについてはまた後日。

2017年11月24日 (金)

ドルジ大問題

連日本場所そっちのけで報じられる、日馬富士の暴行問題ですが、既に司直の手に委ねられたにも拘らず、外野の声が騒がしくなってきました。ドルジもその中の一人ですが、さすが優勝25回の大横綱だけあって、スケールが違います。日刊スポーツによると今回の騒動を驚く勿れ、ニャンとモンゴルのバトトルガ大統領に報告したんだとか。しかも大統領がこの件で「安倍ちゃんと話したい」と言ってるそうですから、事実なら尚更仰天します。

正直今時東スポでも書かないヨタ話を、こんなレベルまで引き上げるとはドルジ、恐ろしい子と思わずにはいられません。尤も安倍ちゃんもすがかんも今の所この件はノーコメントですので、どこまで話が進むのかはわかりもさん。多分来年の今頃には話題にもなってないだろうけど。ドルジも日馬富士も貴乃花親方も。

おそらくドルジにとってこの騒動は、正直どうでもいいのでしょう。ドサクサまぎれに自分の存在をアピールして、あたかも重要なキーマンの如く振る舞い、自身のビジネスに結び付けようというのがミエミエですな。モンゴル人はゴマかせても、日本人は余程のバカでもない限りひっからないだろうけど。

事実ヤフコメでも「意味不明。この件に政治は関係ないでしょう」「まぁドルジを要職に置くくらいですから・・・モンゴルの大統領も知れてますね。面会した所で何も変わらないでしょ。司法警察を舐めたらいかん」「なんで安倍首相が傷害事件の仲裁に関わんなくてはいけないのか」「政治家が介入すべき世界じゃない」「モンゴル人同士が起こした問題であり、後は協会の判断と司法の問題。国のトップが会談してこの問題が水に流れるようであれば、それの方が大問題。相撲という国技自体が不可解なものになる」といったコメが並びました。筆者も同意見なので、、今回キタコメはありません。

で、この問題ではドルジにとっては犬猿の仲である旭鷲山も、色々とある事ない事ペラペラしゃべってますが、それについてはまた後日。

2017年11月22日 (水)

白鵬、謎のアピール

余りの酷さにNHKのアナウンサーも「大横綱の振る舞いではありません」と苦言を呈してました。九州場所11日目の結びの一番、白鵬が嘉風に張り手カマしましたが、そのまま寄り切られた後、あろうことか土俵に戻らず物言いをつけるよう、審判にアピールしたのです。

もちろん判定は覆らず、嘉風が勝ち名乗りを上げたのですが、なお不満の残る白鵬は驚く勿れ、ニャンと弓取式の直前までいったん戻った土俵を、中々降りようとしませんでした。これまで白鵬の態度の悪さは勝ちあげなど何度も指摘されてましたが、ここまでヒドいのは見たことがありません。ちなみに北勝富士と隠岐の海は2敗を守っているので、優勝争いでやや白鵬が不利になったのは事実ですが、それでもこんな焦る必要はありません。

ヤフコメでも「自分から張っておいて待ったって、それは通るわけがない」「自分は白鵬ファンですが、あれはいけない」「土俵での白鵬の態度は横綱としてありえない。品格も何も全く無い」「自分で張り手しておいて不利になったら待ったはずるい、卑怯。 あれは結果的に嘉風が後の先になったんだ」「白鵬がワガママなガキに見えた」と白鵬に対する批判コメが並びました。筆者も同意見なので、今回キタコメはありません。

おそらく明日理事長から厳重注意の処分が下されるでしょうけど、その前に明日の日刊スポーツで、やくみつるが思いっきり悪意に満ちたイラストを載せるでしょう。筆者はこの人のアンチ白鵬も度が過ぎてると思いますが、明日は描いてもいいと思います。でもって優勝も逃してくれたらいいんですけど、さすがにそれは無理かなぁ。

2017年11月21日 (火)

そしてキセもいなくなった

もはや当たり前すぎて、話題にもならないのかも知れません。稀勢の里が今日10日目から九州場所を休場しました。稀勢の里の休場はこれで4場所連続ですが、先場所は初の全休だっただけに、今場所は優勝せずとも勝ち越しはすると思っていたのですが、やっぱりダメでしたね。

今日休場を決めたのは1場所での金星供給が、最多タイ記録の5個となり、このまま行ったら記録更新が確実になったからでしょう。今場所は鶴竜が全休し、日馬富士は暴行事件で途中休場してるので、これで先場所同様3横綱が休場する事になります。そして白鵬は今日も勝ち、1敗力士は不在。2敗も平幕の北勝富士と隠岐の海だけなので、奇跡でも起きない限り白鵬が40回目の優勝を飾るのは確実でしょう。

ヤフコメでも「日本人横綱だし、応援したい気持ちはかなりあるけど、さすがに成績が悪すぎ。せめて、来場所優勝くらいしないと、引退は免れないと思う」「暴行事件の陰になって目立たないが相当深刻」「横綱になったがために引退が早まってしまった感がある」「また白鵬1人横綱時代になってしまうのかな」「横綱は降格がないぶんこの成績では厳しい。そろそろ進退を問われるかも」といったコメが並びました。筆者も同意見なので、今回キタコメはありません。

まぁ世間は今回の騒動で暴走する貴乃花親方の行く末のほうが、気になって仕方がないんですけどね。どこまで突っ張れるかわからんけど。

2017年11月19日 (日)

熊本電鉄5101A、クラウドファウンディング成立

10月17日のブログでお伝えした、熊本電鉄5101Aの再塗装に関するクラウドファウンディングですが、昨日11月18日未明に、目標金額の200万円を達成したとの事です。

Makuakeによるとクラウドファウンディング自体は、予定通り11月29日まで続けるが、既に募集を締め切ったコースもあるとの事です。まぁそれでも追加のコースもあるので、まだまだ支援する余地はあります。ちなみに1名限定510,100円コースのソファーはまだ締め切ってませんが、最終日までに名乗り出る人はいるのでしょうか?

クラウドファウンディングに関しては「体のいいカネ転がし」という批判もありますが、目標を絞って短期間で資金を集める手段としては手軽であり、既に鉄道車両に関するものでも今回を含めて、いくつかの実績を作ってます。一方で見返りを求めない純粋な寄付や募金は減少傾向にあるため、今後はそういった面でのアプローチも必要になるのではないかと思われます。特に最近はふるさと納税に対する批判も出始めてるだけに、ねぇ。

2017年11月18日 (土)

それで貴乃花には言わないのかよ

昨日のブログで「『新・情報7days ニュースキャスター』でビートたけしが貴乃花に対しどうコメントするか、筆者はちょっとだけ注目してます。なぜって?そりゃあの二人には20年以上に及ぶ因縁があるからねぇ」と書いたので、実際話すのかと思って、久しぶりにこの番組見ました。以下、サンケイスポーツの記事から引用します。

たけし、日馬と貴ノ岩に土俵上での決着を提案「俺が興行主だったらやるけどね」
   
 タレント、ビートたけし(70)が18日、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」(土曜後10時)に出演。大相撲の横綱日馬富士(33)が10月の秋巡業中に開かれた宴席で平幕貴ノ岩(27)に暴行し、大けがを負わせた問題について言及した。

 日本相撲協会の危機管理委員会は17日、貴ノ岩の「診断書」の解釈を覆す調査内容を発表。貴ノ岩の病状は相撲を取ることに支障はないとの認識が示され、休場そのものに衝撃の疑義が浮上した。日馬富士は同日、東京・両国国技館で鳥取県警から任意の事情聴取を受け、「ビール瓶では殴っていない」と説明したことも分かった。日馬富士と貴ノ岩、双方の主張が食い違い、事態は混迷を極めている。

 たけしはその点を踏まえ、「うまいことプロレスみたいに盛り上げて、本割で日馬富士と(貴ノ岩が)対戦したときに大歓声。俺が興行主だったらやるけどね」と土俵上での決着を提案した。ただ直後に「『またくだらないことをいった』と怒られちゃう」と腰が引けていた」(引用ここまで)

また新橋SL広場前の飲んだくれたサラリーマンと、同じような事いってますわ。しかしそれは想定内。問題なのは、何で貴乃花の一連の行動について何も言わないんでしょうか、このジジィわ?服装があまりにアウトレイジ過ぎて、ツッコめないから?まさか未だに宮沢りえの事を根に持ってるとか?それとも二人ともケツ持ちが同じ人だとか?うーむ、こっちの闇も深いですなぁ。ある程度は知ってるけど。

ヤフコメでも「傷害事件の可能性もあるなかでそれはできない」「ほんと下らないこと言ってるね。今回は騒動というわけにはいかない。暴行殺人になったかもしれないことを軽く見過ぎ」「岡村隆史と同じですか」「これは笑えない」「この発言はスベったね。たけしもボロの出ないうちに、ソロソロ引退したほうがいいかも」「もう場違いな発言はいいから、テレビでてくんな」「最近たけしのコメントはつまらない」「この人らしい程度の低いジョーク。もう少しひねくって、笑いを取らないと」「たけしはダメ。マスコミを私物化している」「くだらんコメントだ。問題は暴力事件で深刻」といった批判コメが並びました。今回キタコメはありませんが、代わりに今井舞氏の「週刊ヒトコト斬り」から、一部引用します。

「暴力事件よりも理事長選よりも、今はただ、
日替わりで派手なストールを組み込んでくる、
貴乃花のイタリアンマフィアみたいなファッションに興味津々だ。
ウェーブパーマにティアドロップのサングラスもイカしてらぁ。
諸々全部ひっくるめて、貴乃花よ、教えてくれ。
一体どこへ行こうとしてるのかを」

いったい誰に教わったんでしょうね、あのセンス。もしや北野監督の次回作『新・アウトレイジ 両国死闘編』の前宣伝とか?なら共演は把瑠都に曙に鳴戸親方(元琴欧洲)で、ヒロインは秋元梢(忘れてると思うけど、千代の富士の娘)だな。姐さん役は高田みづえ(って、ガチでおかみさんやんけ!)で、特別ゲストが高須克弥に西原理恵子に林家ぺー・パー子で、主題歌は大至。あぁ、考えるだけでもう・・・


2017年11月17日 (金)

再起不能じゃなかったのか?

石が流れて木の葉が沈むご時世ですから、何が起きてもおかしくないのですが、さすがにこれは面食らいました。連日お伝えしてる日馬富士と貴ノ岩のゴタゴタですが、ここへ来て流れが変わって来たようです。デイリースポーツによると、貴ノ岩を診断した医師が、退院した時点で相撲を取る事に支障はないと判断してたとの事です。

既にご存知の方も多いのですが、貴乃花親方が相撲協会に提出した診断書が、実際の診断書とは違うのではないかという疑惑が生じており、だとしたら何のためにそんな事をしたのかという疑問が生じて来ます。ここへ来て「ビール瓶で殴った」とされる暴行に対し、日馬富士は「ビール瓶は使ってない」と鳥取県警の任意の事情聴取に答えていた事も明らかになっています。しかも二人は後日、白鵬立ち合いの元で和解していたといいますから、当事者としては「もう済んだ事」だと解釈してたのでしょう。

だとしたら貴乃花親方は、いったい何のために不可解な対応を取るのか?様々な思惑が渦巻いてますが、それにはおそらく、来年1月の理事長選を見越しての事ではないかと思われます。ここで騒ぎを大きくして日馬富士を叩き、ついでに八角理事長もふるい落とそうと思ったのかも知れませんが、完全に裏目に出ました。少なくとも彼が来年理事長になる事は、まずないでしょう。

ヤフコメでも「これって決定的な証言じゃない?」「メディアは裏取りせずに書いてしまって、そっちも問題じゃないの?ビール瓶やら馬乗りやら本当なのか確認したのか?」「殴った日馬富士が一番悪いんだけど、ちょっと貴乃花親方の行動は不可思議だな」「きな臭くなってきましたなぁ」「貴乃花親方の罠に日馬富士がはまったのか?怪しい方向に向かってない?」といったコメが並びました。筆者も同意見なので、今回キタコメはありません。

果たして日馬富士は罠にハマったのか?貴乃花親方は何者かに利用されてるのか?それともアウトレイジよろしく、全員正真正銘のヤなヤツなのか?まだまだ真実は見えて来ません。

ところで明日の『新・情報7days ニュースキャスター』でビートたけしが貴乃花に対しどうコメントするか、筆者はちょっとだけ注目してます。なぜって?そりゃああの二人には20年以上に及ぶ因縁があるからねぇ。

2017年11月16日 (木)

ドルジ大爆撃

日に日に新事実が明らかになりつつある日馬富士の騒動ですが、ここに至ってあの元朝青龍・ドルジが参戦しました。J‐CASTニュースによると、ツイッターで日馬富士を擁護する呟きを連騰してますが、長く日本にいた割には日本語変です。余程頭に血が上って、そこまで考える余裕なかったんでしょうな。

そりゃまぁ自分を慕う同郷の後輩を庇いたいのは分かりますが、ぢゃぁ貴ノ岩は後輩ぢゃないのかと、言いたくもなります。あといくら旭鷲山嫌いだからって言っても、ここまであからさまに言うと、「お前もそこにいなかったろ」と突っ込まれるのが、分からないのでしょうか。あぁ、分かんないからこんな爆撃しちゃったのね。裏目に出てるけど。

ドルジが強気でいられるのは、自身の過去の実績もさることながら、日刊サイゾーのように「貴ノ岩(むしろ貴乃花親方だが)の方も、何かワケありなんぢゃね?」と報じるメディアがあるからでしょう。確かにこれはこれで不可解な動きが目立つのですが、それでも加害者と被害者の立場ははっきりしてるのですから、あまり強気にはならないのがいいでしょう。また何か言うだろうけど。

ヤフコメでも「アナタもその場にいた訳ではあるまいに・・・」「朝青龍は日馬富士と相当仲いいんでしょ?そりゃそういう見解になるわな」「何を言ってるか意味不明」「詳細がはっきりしていない以上、朝青龍も推測でモノを言うべきではない」といった否定的なコメが並びました。でもってキタコメはコレ。

「なんだか良く分からなくなってきた」

地獄の釜の蓋はまだ開いたばかり、ここからが地獄の一丁目です。

ところで二階堂ドットコムによると、貴ノ岩の状態は相当悪いようです。こりゃ相撲協会は、一生分の年金支払わないといけませんな。

2017年11月14日 (火)

(いろんな意味で)日馬富士、待ったなし

先場所の優勝(9月24日のブログ参照)の感動が、一気に吹っ飛びました。既にご存知の方も多いのですが、今朝のスポーツニッポンがスクープした、日馬富士による貴ノ岩への暴行事件は、被害届が提出・受理されたことで、引退どころか現役横綱の逮捕もありえるという、異常事態に発展しました。今の所貴乃花親方は、示談に応じる構えを見せてませんが、日馬富士が土俵に帰ってくることはまずないでしょう。

その辺の経緯はJ‐CASTニュース日刊サイゾーでも読めますが、最大の疑問はやはり、相撲協会(以下、協会)がどこまで事実関係を把握してたかにあります。協会は場所前に伊勢ヶ濱・貴乃花両親方から、この事件に関するヒアリングを行なってますが、おそらく何も決まらなかったのでしょう。だから日馬富士も普通に出場したんですな。せめて場所前に事態を公表して日馬富士を初日から休場させ、第三者委員会を立ち上げ、真相が究明されるまで日馬富士を無期限謹慎させていれば、ここまで事態が酷くなることはなかったでしょう。

角界の暴行不祥事と言うと、2007(平成19年)年7月の時津風部屋新弟子暴行死事件や、2010年(平成22年)2月の朝青龍暴行事件の記憶が未だに新しいのですが、今回のそれは悪質さでは過去の不祥事と何ら変わりません。ひょっとしたら協会は「死者は出てないし、反社会的勢力も関わってない。あくまで内輪の問題だ」と軽く見ていたのでしょう。

しかしプロの力士がビール瓶で殴られて頭がい骨骨折とは、よほど強く殴らないとそんな事にはなりません。傷害どころか殺人未遂と言ったほうがいいでしょう。協会には力士の私生活を監督・指導する生活指導部がありますが、それが機能してなかった事も露呈しました。結局この10年間何も変わってなかったと言わざるを得ません。

この問題は闇が深く、突けば突くほど新たな事実が出て来そうですが、それについてはまた後日。

2017年11月12日 (日)

残酷な稀勢の里へのテーゼ

鶴竜の休場は想定内だったので、残りの3横綱2大関で盛り上げてくれればいいかなと思って始まった九州場所ですが、しょっぱなからやってくれました(って、何度目だよ)。白鵬・豪栄道・高安は勝ちましたが、稀勢の里は玉鷲に押し出され、先場所優勝の日馬富士も阿武咲に叩き込まれました。

先場所一人横綱の責任を果たした日馬富士は、まだ弁護の余地がありますが、稀勢の里の場合そうはいきません。これまで9勝1敗とカモにしてきた玉鷲に金星供給しちゃったんですから、まだ本調子でないのは明白でしょう。北の富士さんには例によって、メンタル面の弱さを指摘されちゃうし、何かまた大関時代のキセノンに戻りつつあるような気がします。

ヤフコメでも「同じ休場明けでも白鵬には余裕があって、稀勢の里には全く余裕がない。明日は阿武咲にも負けそうだし、残念だがもう引退かもしれんな」「立ち会いに余裕がなさそうだったので、嫌な予感してたけど残念。もう序盤戦で星落とせなくなりましたね」「体全体がだいぶ衰えた。今場所また途中休場かも。来年中の引退が見えた気がする」といったコメが並びました。でもってキタコメはコレ。

「そろそろ感動的な優勝の賞味期限も切れるでしょう
あの後、無理せず休場してケガを完治させ、
体調を万全にしてから出場すればよかったのに・・・
未だに左手はただ添えてるだけ
稽古量も減って弱くなるばかり
本人にその気はなくても引退ムードが大きくなるかも

白鵬の時代がまだまだ続きそうだわ」

なのでせめて2桁は勝って欲しいんですけど、何かそれさえも危うい感じですな。ま、勝ち越せば御の字でしょう。それもダメなら鶴竜と仲良く・・・

2017年11月11日 (土)

エンジニールな終電ちゃん

明治を舞台にした鉄道マンガ『エンジニール』の池田邦彦先生と、平成を舞台にした鉄道マンガ『終電ちゃん』の藤本正二先生のトークショー兼サイン会に参加する為、神保町の所詮グランデに行って来ました。ちなみに藤本先生は大人の事情で写真NGでしたが、池田先生はOK。しかし筆者はデジカメ忘れたので、写真撮ってません。

出版社が違う(『エンジニール』はリイド社、『終電ちゃん』は講談社)にも拘らず、イベントが実現した背景には、両先生が日頃からツイッターで連絡を取り合っており、既に面識があるというのが大きかったようです。単行本の最新刊(『エンジニール』1巻と『終電ちゃん』4巻)の発売時期が近いというのもあるかも知れませんが、やはり日頃から仲がいいから実現したのでしょう。

鉄道ライターの杉山淳一氏の司会で始まったトークショー。まずは池田先生になぜ『エンジニール』は時代劇コミック誌の「乱 ツインズ」で連載されてるのかを聞いた所、最初に来た依頼は戦国物だったので断ったら、次は江戸物の依頼が来て、それも断ったら「明治でいい」というので決まったんだとか。しかしそれも、最初は鉄道開業前後の話だったので、当然他の時代劇マンガ同様チョンマゲが出てくる話だったようですが、古典機を自由に書きたいという事で、第1話の時代設定が1900年(明治33年)になったそうです。ちなみに先生が資料として持参したのが、機芸出版社の『明治の機関車コレクション」でした。

次に元々鉄ヲタでなかった藤本先生は、以前の職場では終電で帰宅する事が多く、その経験から終電を舞台にした人間模様を描きたいという事で、『終電ちゃん』を手掛けることになったとの事。最初の終電ちゃんが中央特快なのは、先生の実家が中央線沿線にあったからだそうです。その後全国展開しようという事で、各地の終電ちゃんが多数登場する事になったのは、ご存知の通りです。いずれは全国の終電ちゃんを出したいと考えてるそうで、月イチ連載(奇しくも池田先生の『カレチ』と同じペースって、『エンジニール』もそうか)ながら、息の長い作品になりそうです。ちなみにご自身では乗り鉄だと思ってるんだとか。

この後会場のファンからの質問コーナーになりましたが、予想通り「あの機関車出して欲しい」「あの路線に終電ちゃんはいるの?」といった質問が目立ちました。そしてお二人に共通する質問「海外が舞台になる事はありますか?」。池田先生は「あるけど、メインは日本」、藤本先生は「出来たらいいですねぇ」と言ってました。やるって言ったら、ガチでやらなきゃいけないからねぇ。やるかもしんないけど。

この分で行けば、来年の春頃に両方の単行本最新刊が出ると思うので、その時には今回とは違った形で共演してくれたらいいなと思いながら、家路を急ぎました。

2017年11月 8日 (水)

え、鶴竜4場所連続休場なの?

もうツッコミを入れるのもイヤですけど、タイトルの通りです。今月12日に初日を迎える大相撲九州場所で、あの鶴竜がまたもや休場する事になりました。鶴竜の休場は4場所連続ですが、たしか秋場所の時には九州場所には出るって言ってたような気がするのですが、気のせいでしょうか?

おそらく鶴竜はもうやる気ないんでしょうね。あるいは7場所連続で休んだ、貴乃花よりマシと考えてるのかも知れませんが、どっちにしろ本人にその気がなく、周囲も期待してないんじゃ、マゲ切って引退するしかないんですけど、本人はどう考えてるんでしょうか?帰化してないから、親方になる気もないんだろうし。

ヤフコメでは「流石にこの先厳しいかな。そんなに強い横綱じゃないし、4場所連続休場したら相撲勘が戻らなそう」「潔く自ら、引退の判断をするべきと思う。鶴竜では綱の責務は果たせない。多くの相撲ファンも鶴竜に期待している部分は少ないと思う」「怪我と戦い非難の声を受けてまで横綱の地位にしがみつくことはない。日本での経験を糧に祖国繁栄の為に帰国し第二の人生を歩めば良いと思う」といった引退を勧めるコメが並びました。でもってキタコメはコレ。

「長い間、お疲れ様でした」

ま、そうゆう事で。もうカネは稼いだんだし、帰化しないんなら国へ帰った方がいいと思います。あとは残りの3横綱で何とかしますからって、こっちも怪我人ばっかなんだよなぁ。高安もカド番だし。

2017年11月 5日 (日)

サザエさんがサ○○○さんになる?

11月3日のブログでお伝えしたサザエさんの危機ですが、撤退がほぼ確定的な東芝に代わり、高須クリニックの高須克弥院長がその後釜に座ろうとしてるのは、既に多くの方がご存知ですが、それは限りなく難しそうです。

日刊サイゾーによると、『サザエさん』がパワーダウンしてるのは事実だが、高須がスポンサーになるのはあり得ないとの事です。記事では触れられてませんが、高須は過去にナチスを擁護する発言をし、それを知った外国人ジャーナリストが、世界最大のユダヤ人団体であるサイモン・ウィーゼンタール・センターに通報するという、事態も生じています。この問題がその後どうなったのかは分かりませんが、言わば「カネ持ってるヤクネタ」である高須に対し、電通が「Yes! 高須クリニック」と言うとは思えません。今回の発言もいつもの炎上商法でしょう。

それでも高須クリニック提供の『サザエさん』を観たーいという人は、筆者の周囲でも何人かいるので、以下実際に作られたらどうなるかを予想してみたいと思います。

1、いきなり伊佐坂先生一家がどこかへ引っ越す
2、代わりに高須と西原理恵子(以下、サイバラ)が引っ越してくる
3、サザエさん、フネさん、ワカメちゃんが急に若返る
4、波平とマスオが節税についてサイバラに相談し始める
5、そしてサイバラは「JAバンクと手を切れ」と問題発言
6、カツオが高須に弟子入り
7、唐突に郷ひろみと内田有紀がゲスト出演
8、もちろん中の人は本人
9、最後は全員で「Yes! 高須クリニック」
10、タイトルが『サイバラさん』に!

どれ一つ取っても観たい要素がありませんな。再々々々々放送の『毎日かあさん』よりツマんないかも。

2017年11月 3日 (金)

やっぱりサザエさんを道連れか?

2月15日付のブログで、東芝が『サザエさん』のスポンサーから撤退するのでは?という話を書きましたが、そうしたら東芝が、早ければ年度が替わる2018年(平成30年)3月いっぱいで、撤退するのが既定路線だと報じられて、またまた大騒ぎになっています。

J‐CASTニュースによると「これを機にヲワコンの『サザエさん』を終わらせるべきではないか」という強硬論がある一方、「『おそ松さん』のような大胆なリブートで続けよう」という温情論が出てるとの事ですが、続けるのは正直難しいでしょう。以前にも書きましたが、アニメに限れば相次ぐメイン声優の逝去と交代、版権を有する遺族の不在という現実を考えれば、少しでもいい形で終わらせるのが理想的だと思います。

ただヤフコメを見ると、打ち切りには否定的な声が多いようです。曰く「サザエさんのストーリーと社会との解離なんて30年前からあった。乖離しているから打ち切れ?じゃあ体がゴムみたいに伸びる海賊の話は、現実に即しているのか?ちびまる子ちゃんだって相当乖離してるよね?現実に存在しないモンスターと戦う話はOK?」「アニメはアニメ。現実は現実」「これ打ち切ったらフジは二度と観ないけど」「リメークしたら、それはもうサザエさんではないと思う」「現実離れしてないアニメなんて正直なくない?」。ネットユーザーはフジテレビには厳しいというのが定説ですが、サザエさんは別格のようです。今回筆者は同意見ではありませんが、キタコメを見つけられませんでした。

いずれにせよ来年春には全てが明らかになるので、それまでは静かに見守りたいと思います。てなわけで来週もまた見て下さいね~、んがっんぐ。

2017年11月 2日 (木)

スマイル美人じゃダメなのか?

レスポンスによると秋田内陸縦貫鉄道は、秋田内陸線の愛称を現在の「あきた美人ライン」から、「スマイルレール秋田内陸線」に変更したとの事です。秋田内陸線の愛称変更は、2012年(平成24年)1月以来5年10か月ぶりです。

この時期に愛称を変更した理由はよくわかりませんが、どっかから「美人ラインという名称は、セクハラだジェンダーレス差別だ」とかいうクレームでもついたのでしょうか?この愛称を考えた前社長が退任したのは、3年前の2014年(平成26年)6月ですから、社内体制が変わったからというわけでもないので、やはり前述のクレームと似たような声が、どっかから聞こえて来たのでしょう。

そもそも秋田が美人の産地というのも、実際には秋田とはそんなに縁のない小野小町から来てるわけですし(もちろん秋田新幹線「こまち」も)、変えたくなる気持ちは分かりますが、一方でイメージが定着してるのも事実なので、個人的には「あきたスマイル美人ライン」でもいいと思うのですが、今の時代そういうオジサン的発想は通じないんでしょうね。

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