そしてボクはGJに来た
2017年のマンガ界も色々ありましたが、年末最後の追い込みで忙しい時に、予想外のサプライズが待ってました。既にご存知の方も多いと思いますが、平松伸二氏の『そしてボクは外道マンになる』(以下、外道マン)が、グランドジャンププレミアム(以下、GJP)から驚く勿れ、ニャンとグランドジャンプ(以下、GJ)本誌へ移籍してしまったのです。
言うまでもなく『外道マン』は、平松氏のデビューから今に至るまでの半生を、超特大メガ盛りで送る自伝漫画であり、既に単行本も2巻まで発売されてます。隔月刊のGJPに1話40ページで掲載されてましたから、3巻が出るのは来年の4月か5月頃だろうと思ってたのですが、それがまさかの本誌移籍という事で、本当に驚いてます。集英社の上層部は気が×ったのでしょうか?
さすがに月2回40ページというのは、還暦過ぎた今の平松氏には酷という事で、通常の20~22ページ構成になりましたが、その分展開がスピーディーになって、平松ファン以外の一般読者にも受け入れやすくなりました。という事は最近作中で叫ばれてる『ブラック・エンジェルズ編』の開始も近い、ということでしょうか?作中ではまだ『ドーベルマン刑事』連載中なのに(でも末期なのでそろそろ・・・)
いずれにせよ月2回とはいえ「平松伸二先生の作品が読めるのはジャンプだけ!」という環境が出来たのは、平松ファンとしてはうれしい限りです。何とか『牙&ブラック』編までは続けて欲しいですね(ホントは『ザ・松田』編まで続けて欲しいけど、他社作品だから無理かなぁ)
それにしても『ノイズ【noise】』に『怨み屋本舗WORST』に『甘い生活』に『すんどめミルキーウェイ』に『イノサンRouge』と、ただでさえヤバい漫画連発してる所へ、ジャンプ本誌バイオレンス化の元凶もとい戦犯ぢゃなくて功労者の平松氏を持って来るんですから、GJ恐るべし。しかも春からヤマザキマリも加わるなんて、まさに限界知らず。となると現在新作連載中で、今度アニメがリブートされるあの先生の過去が、『外道マン』で描かれる日も近いでしょう。
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