映画・テレビ

2017年10月12日 (木)

それでなぜコンポタ味だったんだろう?

筆者はうまい棒はあまり好きじゃありませんが、時々思い出したように食べることがあります。大抵コーラやビールと一緒なので、基本何味かは問わないのですが、これは味わってみたかったです。オリコンによると、12月公開予定の映画『オレの獲物はビンラディン』の前売り特典として配布予定だった特製うまい棒が、配布中止になったとの事です。主演のニコラス・ケイジの肖像写真仕様許可を取ってなかったとの事ですが、知らないでやったのならヤバい事ですし、炎上ビジネスだったとしたらもっとヤバい事になります。

ご存知のように欧米のセレブ、それもハリウッドスターやアーティストとなれば、私生活を隠すことでミステリアスなカリスマ性を維持するのが、定番になってます。それゆえ勝手に写真使われるのを嫌うわけですが、その割にはインスタやフェイスブックやツイッターに、テメェでおバカ写真出して炎上するのは平気なので、その辺の感性は凡人たる筆者には理解出来ません。

写真を載せられないのが残念ですが、こちらで見る限りではいかにも非売品という感じの出来で、それほどセンスがいいとは言えません。せっかくポン刀持ってんだから、そっち生かした写真をチョイスすればよかったのにねぇと思いますが、今となっては夢幻の如くなりですな。ただ問題発覚が中身を詰める前だったのは、不幸中の幸いでしょう。

ヤフコメでは「きちんと段取り踏めばOKだったと思う」「で、作ったうまい棒はどうすんの?破棄するの?スタッフで美味しくいただきましたかな?」(もっかい言うけど中身詰めてない)「いい宣伝になったね。この映画知らなかったし」「何で先走っちゃって作るのか?日本では何とかなるかもしれないが、アメリカのような訴訟大国の俳優相手は、許可ないとダメだろ」「本人にプレゼントしてやれ。喜ぶよ。向こうのマネジメントが、厳格という事だけ。本人は何とも思ってないはず」といったコメが並びました。でもってキタコメはコレ。

「それにしても邦題すごいタイトルだな
これはこれで問題になりそう」

まぁ監督は『ボラット』のラリー・チャールズですから、肩ひじ張ってムキになっても、ねぇ。


2017年8月16日 (水)

真田丸の風雲児たち

今やってる大河がつまらんおかげで、『真田丸』が安定した評価を得ているわけですが、その興奮が更なる高みに行きそうです。J- CASTニュースによると、NHKは来年2018年(平成30年)の正月ドラマに、三谷幸喜脚本の「風雲児たち~蘭学革命(れぼりゅうし)篇~」を放送すると発表。更に主要キャスティングも発表されるといった、異例の扱いを受けてます。

言うまでもなく今回の原作である『風雲児たち』(以下、風雲児)は、みなもと太郎氏が1979年(昭和54年)から38年に渡り、幾度かの中断を挟み、掲載誌が変わりながらも描き続けてる歴史大河ギャグマンガであり、現在は「月刊コミック乱」で『風雲児たち 幕末編』が連載中です。これだけ長く続いてるのは「明治維新は関ヶ原の負け組によるリベンジ」という、壮大な史観に基づき、最初の舞台を本当に関ヶ原の戦いに設定したからです。今でこそ八幡和郎氏が同じ事を言ってますが、みなもと氏はそのずっと前から言い続けて、全く主張を変えてません。時代がみなもと氏に追いついたと言うべきでしょう。

で、三谷氏が数ある『風雲児』のストーリーから解体新書を選んだのは、おそらくその時代が日本近代化の魁で、なおかつ同じ年にスタートする大河ドラマ『西郷どん』とも時代設定が被らないからでしょう。本当は何年かけてもいいから全てのエピソードを映像化して欲しいのですが、さすがにそれは無理なので頭を絞ったのでしょう。でもタダでは終わらないと思います。というわけで以下現時点で発表されてるキャスティング(カッコ内は『真田丸』での役柄。

前野良沢 片岡愛之助(大谷吉継)
杉田玄白 新納慎也(豊臣秀次)
平賀源内 山本耕史(石田三成)
田沼意次 草刈正雄(真田昌幸)

説明不要の面々ですが、彼らが『真田丸』で演じた役柄も、いわゆる「負け組」でした。その「負け組」が如何に「勝ち組」を演じるのかにも、注目していきたいです。尤も現時点で気になるのは、新納さんはホントにハゲにするのか、源内の獄死シーンと意次の失脚シーンは「ナレ死」なのか、そして他のキャステングはどうなるのかといった所ですが。

ヤフコメでも「これは是非観たい!」「NHKナイスっ!!!最高です。きっと隠れサプライズキャストもあるだろう」「絶妙のコンビネーション。何かが起こりそうな予感」「今度はターヘルアナトミアが題材ですか。そこに着目すること自体がもう普通じゃない。心から感心する」と大絶賛の嵐です。でもってキタコメはコレ。

「他のキャスト発表が楽しみ。
直江兼続役の村上新悟さんにも出て欲しい」

となると遠藤憲一(上杉景勝)は欠かせないし、小日向文世(豊臣秀吉)も出てきて然りでしょう。もちろん堺雅人(真田信繁=幸村)や大泉洋(真田信之)も出て欲しいし、だったら内野聖陽 (徳川家康)・近藤正臣(本多正信)・藤岡弘、(本多忠勝)も欠かせないし、高嶋政伸 (北条氏政)や寺島進(出浦昌相)はどこへ行った。いっその事エンケン・寺島繋がりで大杉漣や松重豊、田口トモロヲに光石研も出しちゃおうって、それは『バイプレイヤーズ』か。

2017年8月 2日 (水)

WWM46

8月25日公開予定の映画『ワンダーウーマン』の日本版主題歌に、乃木坂46の「女はいつだって一人じゃ眠れない」が起用されることに、多くのファンから批判が相次いでると、ねとらぼが伝えてます。

今月11日に公開される『スパイダーマン ホームカミング』でも、関ジャニ∞が日本版主題歌を歌いますが、この手の歌が作品にピッタリハマった事は、まずありまへん。無理やり歌わされてる感アリアリだし、その作品を理解してるとも思えないし、フタ開けてみればいつもジャニーズ、AKB、EXILE(並びにそれらの派生ユニット)だし。

大方日本側の担当者が「どうせ向こうじゃ流れないから」とたかくくって、利権目当てで起用してるんでしょうけど、だったら一番最初に作品と絡めたオリジナルのPV流せよと言いたいですな。そうすれば映画に興味のないバカは4~5分で退席して、後はゆっくり観れるから。

そもそも未婚の処女であるダイアナ・プリンス(分かってると思うけど、ワンダーウーマンの本名)が、なぜ「ガール」や「レディ」ではなく「ウーマン」なのか?それは彼女が生まれた時点で、完璧な大人の女性だからです。対して乃木坂46はミッションスクール的な処女性が売りですから、明らかにワンダーウーマンとは合いません。せめて大人の女性の歌手やバンドを起用すればよかったのですが、それぢゃカネにならないか。

ヤフコメでも「そもそも日本版イメージソングのタイアップなんていらない・・・ましてや乃木坂・・・意味がよく分からない」「何でもかんでも、タイアップすればいいってもんじゃないって事」「映画会社の広報は、どうして愛が無いのかね?」「これはだめでしょ!世界観ってのがあるでしょ!」と、予想通りの批判コメが並びました。筆者も同意見なので、今回キタコメはありません。

ちなみに記事の中では町山智浩氏が乃木坂46に対し「歌わされる彼女たちがかわいそうです。50歳を過ぎた男性が若い女性に『女ってのはひとりで眠れないんだよ』と言っている姿を想像してください。うっかりすると自分もそういうキモいおっさんになりがちなので自戒を込めて」と語ってますが、確かにこれは職場で言ってはいけませんね。ヘタすりゃセクハラ・パワハラになりかねないし。

2017年7月21日 (金)

速報、『恐怖奇形人間』国内初DVD化!

映画ナタリーによると、説明不要のキング・オブ・カルトムービー『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』(以下、奇形)がついに、まさかの国内初DVD化されることになったとの事です。また、『やくざ刑罰史 私刑(リンチ)!』と『残酷・異常・虐待物語 元禄女系図』も、同時にDVD化されることになりました。

言うまでもなくこれらの3作品は、2005年(平成17年)に亡くなった石井輝男監督の、無数にある代表作の中の幾つかですが、いろんな事情でDVD化が見送られてきました。厳密に言えば『奇形』は過去に海外版DVDが出たことはあるのですが、短期で市場から姿を消してしまい、観るには名画座のスケジュールをチェックするしかないという状態が、続いていたわけですが、そういう心配もなくなるわけです。

この時期にDVD化された理由は、もちろん石井監督の十三回忌に合わせたものですが、それでも『奇形』は無理だろうと思ってました。それがまさかのDVD化ですから、東映上層部は気が×ったとしか言いようがありません。もちろんいい意味で。ええ、もちろん即予約しましたよ。3本とも。

後は映像特典がどうなるかですな。今からでも遅くないから、存命中のスタッフやキャストにインタビューして収録しましょう。それと当時の予告編(ティーザーなんて言い方はしたくない)。あの頃の東映ならではの、毛筆で殴り書きしてハッタリ利かしたヤツを観てみたいです、何度でも。

それにしても絶対に自宅で観る事が出来ない映画を、自宅で観ることが出来るなんて、本当にいい時代になりました。その分名画座に足を向ける機会は減りそうだけど、これで良しとしましょう。おかーさーん。

2017年5月23日 (火)

さらば3代目ジェームズ・ボンド

マンチェスターでテロが起きたその日、それに追い打ちをかけるようなニュースが世界を駆け巡りました。説明不要の3代目ジェームズ・ボンドこと、ロジャー・ムーアが亡くなったとの事です。

以前にも書きましたが筆者にとっての007初体験は、父親に連れられて観たムーア主演の『ムーンレイカー』でした。はた目には無重力でニヤけたおっさんが敵味方と入り乱れてレーザー打ちまくってる、しかしどこか楽そうな映画と映りました。その後他の作品も観ることで(ムーア以前の作品は、ビデオや名画座で観た)、007の世界にどっぷりハマっていくわけですが、あの日映画館に足を運ばなければ、それほど007に興味を持たなかったかも知れません。尤も広川太一郎の吹き替えも大きかったけど。

ヤフコメでも「英国紳士の代表的二枚目。どうか安らかに」「私にとってのボンドは彼でした」「ついに歴代ボンド役者から故人が・・・」といった追悼コメが並びました。でもってキタコメはコレ。

「惜しい人を亡くしたと言われますけど、
ムーア・ボンドはコミカルな演出だから、
おもしろい人を亡くしたが正しいかな?
楽しい映画をありがとう」

現実の世界が窮屈になればなるほど、ムーア・ボンドの存在感が増していくのですが、もうあんないい時代は来ないのでしょうか?享年89。謹んでご冥福をお祈り致します。合掌。

ところでショーン・コネリーはいつコメント出すんでしょうか?

2017年4月10日 (月)

メイド・イン・カナディアン・ジャパン

TBS系の番組「メイドインジャパン」が、カナダ製のおもちゃを日本製と偽って放送したとJ- CASTニュースが伝えてますが、筆者にすれば起こるべくして起きた騒動だと思います。

だいたいタカラトミーに限らず日本のおもちゃの大半は、中国か東南アジアで作ってますし(筆者所蔵のプラレールとか)、あれだけのモノを原材料込みで全て国産でやったら、絶対に値上がりして誰も買ってくれません。数少ない例外は木工品ぐらいでしょう。むしろそっちをアピールすれば、環境にやさしい安全な手作りおもちゃとして宣伝出来たのに。実際いい職人もいるんだし。

そもそも筆者はこの手の「日本スゴイスゴイ」番組が苦手です(ここまで読んで筆者を在日確定しそうなネトウヨが出てくるかも知れんが、そういうのは無視)。安倍ちゃんのせいで過剰なまでの「ジャパン・アズ・ナンバーワン」が流行ってるのかも知れませんが、その行き着く先が例の森友学園であることを考えると、背筋が寒くなります。若かりし頃の筆者は「他民族の長所をほめたたえるのが、大和民族の美点」だと教わりましたが、違ってたのでしょうか?

ヤフコメでも「自国を誇ることは別におかしいことでもないのだが、昨今のテレビの風潮は度が過ぎてきたように思える。あまり行きすぎると隣の国みたいになってしまうぞ」「日本スゴイでしょう系番組は恥ずかしいから、見ないようにしてる」「日本はスゴイって。自画自賛かよ」「もっとこう慎ましさとか、奥ゆかしさが日本人の美徳じゃないのか?これじゃ隣の国と変わらないじゃん」といった批判コメが並びました。筆者も同意見なので、今回キタコメはありません。

尤もテレビ屋の大半は昭和やバブルで時計が止まってるので、こういう事はまた起きるかも知れませんけど・・・

2017年4月 7日 (金)

孤独のヲワコン

今日(正しくは明日0時12分)から始まる『孤独のグルメ Season6』の製作発表会見で、我らが井之頭五郎こと松重豊が自身を「ヲワコン」と評したとORICON NEWSが伝えています。

ついこないだまで『バイプレイヤーズ』やってた枠で、引き続き出演するわけですからヲワコン云々は、ある意味ご本人の余裕の賜物なのかも知れませんが、それにしても発表会見でヲワコンとはねぇ。確かにグルメドラマ界の水戸黄門と化してるわけですから、あながち間違いぢゃありません。

唯一残念だったのは、先日亡くなられた原作の作画担当・谷口ジロー氏に関するコメントがなかった事です(2月12日のブログ参照)。まぁこれについては他の媒体でコメントされてますし、マンガとドラマは別物という感覚なのでしょうけど、それでも一言触れて欲しかったなぁと思います。

ヤフコメでも「ドラマ化されると聞いたときは、松重さんで大丈夫?と思ったけど、今となっては松重さんじゃなきゃダメだと思う。ナレーションもすごく良いし。ほんと、長○一○じゃなくてよかったよ」「松重豊はこのドラマに出てから、役者の幅が一気に広がった気がします」「最近では似たような番組もちらほらありますが、やっぱりこれが一番面白い!」といった応援コメが並びました。でもってキタコメはコレ。

「見ています、食べ方が綺麗ですよね」

歌舞伎役者や噺家、それに時代劇の俳優は子供の頃や前座時代から、「食べるのも芸のうち」と徹底的に仕込まれるので、食べっぷりが画になる人が多いのですが、現代劇の役者ではそうそういません。もはや松重さんの食べっぷりは名人芸の域に達したということでしょう。これからもご本人曰く「ヲワコン上等」の心意気で、Season10ぐらいまで行って欲しいですね。

2017年3月14日 (火)

6代目は金八先生

スポニチアネックスによると、TBSは6年振りにBS‐TBSで復活する『水戸黄門』で6代目水戸黄門に驚く勿れ、ニャンとあの武田鉄矢を抜擢すると決めたとの事ですが、早くも波紋が広がってます。

確かに武田鉄矢は過去にドラマや映画で坂本龍馬や勝海舟を演じたことはありますが、それって起用の理由になった「飾らない親しみやすさ、また理を諭す姿が、人情味あふれる庶民的な黄門様のイメージに重なった」とは、ちょっと違うんぢゃないかと思います。そもそも67歳で本格の立ち回りが出来るのかも疑問ですが、それはハンガーでやればまぁいいでしょう。江戸時代にハンガーがあったかは知りませんが。

最近の武田は天皇制や徴兵制を礼賛するような発言もしてるので、娯楽時代劇の『水戸黄門』には合わないのでは?という声もありますが、水戸藩が尊王攘夷に走るきっかけは、黄門様の『大日本史』編纂ですから、その点においてはハマってるのかも知れません。徳川斉昭ほどマッチョじゃないし。時節柄ヤバネタですから、政治的な発言は控えおろうというのがいいでしょう。あとBSジャパンの『昭和は輝いていた』は、やっぱ終了ですかねぇ。最近ネタ切れ感も激しいし。

ヤフコメでは「何か違うと思う。黄門様の服を着た金八先生になりそうな気がする。まぁ、ある意味、楽しみでもある」「なんだか微妙だけど、需要あるのかな……いきなり説教を始める黄門様になりそう」「武田鉄矢に水戸黄門のイメージが全く湧かない」といった批判的なコメが並びました。でもってキタコメはコレ。

「(印籠を出して)『はい、注も~く』って想像してしまった」

で、そのまま「はは~」って流れに持ってくとか?それって助さん格さんいらないんぢゃね?あとお銀とうっかり八兵衛も。まぁ少し経ったら春日太一大先生がLOFT9辺りで毒吐きそうな気がしますが、いっその事昔徳弘正也が描いてた『黄門さま 助さんの憂鬱』みたいなブラック上司水戸黄門にしてしまうのも、ありかも知れません。

ところで助さん格さんも決まってないのにアレだけど、ニセ黄門は誰がやるんでしょうか?三又又三はもう使えないし、だからと言って同じ事務所繋がりでビートたけしはもっと使えないし、それ以前にそこまで長くやるのかも疑問だし。ちなみに武田鉄矢にニセ黄門の経験はありません(当たり前だ)

2017年2月28日 (火)

ア・ラ・ラ・ランド

既にご存知の方も多いのですが、J‐CASTニュースによると第89回アカデミー賞の授賞式で、作品賞を一度は『ラ・ラ・ランド』と発表したにも関わらず、その後『ムーンライト』と訂正するハプニングがあったとの事です。

運営会社が誤って主演女優賞の封筒を渡してしまい、そこに『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーンの名前があったことから、作品賞と誤解されてしまったとの事ですが、封筒の管理をしていれば普通に防げたミスなので、何とも言えません。『ラ・ラ・ランド』自体は主演女優賞を含め6部門でオスカーを手にしたので、辛うじてメンツは保てましたが、後味の悪さが残りました。

ここ数年のアカデミー賞は政治に左右されることが多く、一昨年は受賞者が全て白人だったことで、当時のオバマ政権への無言の圧力とも言われましたが、今年は『ムーンライト』やイラン映画の『セールスマン』の受賞で改めて、アメリカ白人以外に厳しいトランプ政権への批判を込めた顔ぶれだったと言えそうです。

どうせだったら主演男優賞を逃したライアン・ゴズリングが「ワリィ、俺ちゃんのいたずら」とか言って懐から『ムーンライト』の封筒を出せば盛り上がったんでしょうけど、アカデミーの会員は『デッドプール』みたいなアメコミ映画は観ないから、その手のジョークは通じないんでしょうね。スペクタクル映画は観るくせに、『インデペンデンス・デイ』とか、『インデペンデンス・デイ リサージェンス』とかって、3本とも20世紀FOXの映画でしたな。

2016年8月29日 (月)

障害者に感動より日常を

日テレの『24時間テレビ』が年に一度の感動の押し売りにして、芸能界利権談合共産主義の典型である事は、今更言うまでもありませんが、今年はそれに対し真っ向から批判する勢力が現れました。それも同業者から。既にご存知の方も多いのですが、Eテレの『バリバラ』が『24時間テレビ』を「感動ポルノ」と切って捨てました。その辺の経緯はJ‐CASTニュースリテラ探偵ファイルが伝えてるので、そっちをご参考にして頂くとして。

以前にも言いましたが、健常者が障害者に尽くすのは至極当たり前の事であり、こんな番組をやれば「この時期以外には何か事件や事故が起きない限り、障害者の事なんか考えなくてもいい」という免罪符になりかねません。そもそもギャラもらって走って歌って、そのどこがチャリティなのか、どなたか頭の悪い筆者に解りやすく教えてくれませんかにぃ。マンガでもアニメでもフリップでもいいから。

ヤフコメでも「バリバラは障害者本人たちのための番組って感じだよね。たまに見るけど、おいてけぼりになることある。障害者間のあるあるとか、わかんないもんこっち。でもそれでいいと思う」「『障碍者で笑いにするのは不謹慎』だと健常者はどうしても感じてしまうので、なかなかハードルが高いと思う。特にスポンサーの付く民法では…。だからこそNHKでしかできない切り口だなと感じる」「確かに見世物化してて、あまり気持ちいいものじゃない。日テレのほうは」「24時間TVにずーっと違和感を感じていたが、その理由の一つがわかった気がする」といったコメが並びました。でもってキタコメはコレ。

「Eテレのこういう番組やドキュメンタリーは、
総合よりレベル高いと思う」

Eテレという所は、古くはノッポさんや数学の秋山仁先生等、意外な人材を数多く発掘してますが、『バリバラ』もその流れを汲むのかも知れません。総合だと池上彰さん位しか思いつかんし。

ちなみに筆者の友達で、車椅子バスケやってる人は、両肩にびっちり西洋人みたいなタトゥーを彫ってますが、れっきとした堅気で妻子持ちです。『足は立たないが、アッチは立つ!」と言われた時は、さすがにどう突っ込んでいいのかわかりませんでしたが(って、この話も書いたかな?)( ̄◆ ̄;)

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