書籍・雑誌

2017年6月 5日 (月)

酒場の酒BAR

既にご存知の方も多いと思いますが、週刊プレイボーイ(以下、週プレ)が歌舞伎町に6月10日、1年間限定で「週プレ酒場」なるものをオープンさせます。週プレの創刊50周年企画との事ですが、そのコンセプトは「美女とカルチャーの聖地」。明らかにすぐ近くのロフトプラスワン(以下、ロフト)を意識してますな。尤もロフトは地下アイドルからウヨサヨカルトまで何でもござれですが、それに比べるとこっちはおとなしめ。期間限定営業だからでしょうか。

最大のウリは現役グラドルとサシで酒が飲める「週プレ酒BAR」。紛らわしい名前ですが、「週プレ酒場」の中にあるワンコーナーです。一般スペースは誰でも入れますが、さすがにこっちは誰でも気軽に入れるわけでなく、1人1時間限定で10800円(税込)。1回5名様までで2交代制ですから、1日で15人しか客を取らないわけです。その内AV女優(何度も言うが、セクシー女優なんていう呼び名は嫌いだ)もカウンターに立つかもしれませんが、その時はお客の方がタマランチ会長になっちゃいますね。

週プレ版ロフトとも言うべき「週プレ劇場」。既に公表されてるイベントの顔ぶれが、モロ週プレ連載陣なのは予想できましたが、連載陣の中にはロフトと縁の深い人(ホリエモン、ひろゆき、高橋ヨシキ、モーリー・ロバートソン等)も多いので、この辺の兼ね合いはどう調整するのか、ちょっと気がかりです。尤もヨシキ氏は7月にロフトでイベントやるようですし、別に気にしてないのかも知れませんが。

肝心の料理の方は「生本まぐろのてんこ盛り」「生青海苔たっぷり揚げ出し豆腐」「チャーハンの燻製」等、こっちはロフトに負けずとも劣りません。尤も酒は今日発売号の表紙にストロング・ゼロが映ってるので、サントリー系がメインになると考えられます。いいんですけどね、好きだから。

場所は泰平通りと中道通りの交差する、カメラのショーキチ辺りですがって、いつのまにか神室町とごっちゃになっちゃいましたね。ちなみに今日は湘南乃風の『バブル』(言うまでもなく『龍が如く0』のOPテーマ)を聴きながら書いてるので、そのせいかも知れません。何にせよ街には活気が必要という事で、期間限定とはいえお手並み拝見と行きたいものです。筆者もこっそり行くから。


2017年5月17日 (水)

文春砲、自爆

日刊サイゾーに載ってる、週刊文春が週刊新潮の中吊りを盗用したとされる疑惑は、おそらく来週の文春で反論記事が出て、それに新潮が再反論するという泥沼に陥っていくのでしょう。確かに某所で発売日前日に入手できる(らしい)本誌を入手して、そこから次週の記事内容を決めるというのは、ほとんどの週刊誌がやってるとされてますが、まさかトーハン巻き込んで中吊りコピーとは、思いませんでした。事実ならマジヤバですな。

確かに最近の文春は去年と比べて、明らかに陰りが見えていました。一言で言えば「つまらない」のです。無理に記事にする必要のない記事や、明らかに他誌の後追いを上塗りしただけとか。「文春砲」が流行語大賞に輝き、ネットドラマ(これがまたクソつまらん)とかになったりしたことで、舞い上がっちゃったのでしょうか?

既に公開されてる明日発売最新号の見出しでも、メインが小池百合子の反論記事と、連載持ってる阿川佐和子の結婚報告じゃ、そりゃ一般の読者は読みませんわな。ちなみに新潮は文春砲糾弾と、小池百合子の横領疑惑ですが、前者はさておき後者の元ネタはアントニオ猪木ですから、ほとんど信用できません。もちろん小池百合子がクリーンだとは思いませんが。

どちらの言い分が正しいのかは、今後の誌面を読むしかないのですが、こうした足の引っ張り合いで誰が一番得をするのかは、よく考えてみる必要があります。最近永田町も騒がしくなってきたし。

2016年12月28日 (水)

「編集長敬白」終了

12月5日のブログでもお伝えした通り、「編集長敬白」が12月27日をもって、更新を終了しました。やり方次第では頭に「続」や「新」を付けて続けることも出来るのでしょうが、定年で会社との縁が切れる以上、鉄道ホビダスでやるのは難しかったのでしょう。

思えば朝起きてPCを立ち上げてから、真っ先に観るのが「編集長敬白」であり、それが筆者の日常として体に刷り込まれたわけですが、来年からはそれもなくなってしまうわけで、しばらくは「敬白ロス」(なんだそりゃ?)に悩まされそうです。月曜だったら週プレNEWSで『キン肉マン』読むからいいけど、時々予告なしに休むからなぁ、ゆで。

何はともあれ名取編集長(あえてそう呼ぶ)には、「11年間ありがとうございました。そしてお疲れさまでした」と言いたいです。でも「さよなら」は言いません。今時の60代はそんなフケ込む年ぢゃないし、またどこかでお会いできるでしょうから。

ちなみに名取編集長最後の「RM LIBRARY」は、第209号「米子を走った電車 日ノ丸自動車法勝寺電車部・米子電車軌道」でした。これも十分濃いんだよなぁ。

2016年12月 5日 (月)

「編集長敬白」年内で終了

既にご存知の方も多いと思いますが、鉄道ホビダスの人気コンテンツである「編集長敬白」が、年内12月27日で更新を終了する事が明らかになりました。一日約一万件のアクセスがあると言われる(正確な数字は非公表)人気ブログが、炎上したわけでもないのに終わるのは、極めて異例の事です。筆者が知らないだけかも知れんが。

終了の理由は「編集長」こと名取紀之氏の定年退職に伴う、編集長退任があるわけですが、あえてコメント欄を設けず「個人で編集するウェブマガジン」という姿勢に徹したのは、高く評価できると思います。ご本人は「テキストと写真で"編集"するブログは時代遅れ」と述べられてますが、そんな事は全くないと思います。むしろ写メで撮ったお手軽写真(それも単にどこそこへ行っただの、どこのスイーツを食っただのといった、当たり障りのない話ばっかり)をツイッターやフェイスブックやインスタグラムに載せて満足してる連中に、見習って欲しいですね(名取氏はプロの編集者だからと言われればそれまでだが)

定年後の名取氏が、今後どのような形で鉄道趣味界と接していくのかは不明ですが、これまで以上にコアな領域に足を進めるのではないかと思います。なにしろ今後は全くの一個人として動かれるわけですから、会社の制約に縛られることなく幅広く活動されることが期待されます。

そうなると今後は、現在名取氏が編集長を務められてる「RM LIBRARY」がどうなるのかが気になりますが、さすがに休刊という事はないでしょう。ただ先月の現金輸送客車みたいなディープなネタは、少なくなるかも知れません。

何はともあれ最終更新まであと16回。それまで全力で走り続けて欲しいものです。

2016年10月 3日 (月)

明日の誌面が楽しみ

「週刊SPA!」の記者とアルバイトが、今横浜で一番香ばしいスポットと呼ばれてる大ヤブもとい大口病院の死階もとい四階に無断侵入し、逮捕された事件。J‐CASTニュースにある通り、既に二人は釈放されており、今後捜査は任意で行なわれますが、実質手打ちでしょう。当事者はクビ確定だし。

こういうのは他誌だったら外部のフリーにやらせて、何か問題起こしたらクビ切るってのが基本なんですが、何で扶桑社はソレやらなかったんでしょうか?カネがないから?まぁ最近の誌面もつまんないし、そろそろ月2回刊にしてもいいんじゃないかと思いますけど、余計なお世話でしょうか?

既に日刊SPA!ではお詫びが出てますが、本誌面ではどこにどれくらいの大きさでお詫びが出るのか、それを楽しみに明日の誌面を読んでみようと思います。買うかどうかは別として。

2016年1月 7日 (木)

そりゃ売れなくなったからだろ

J-CASTニュースによると、「TVぴあ」が2016年1月27日発売号で休刊するとの事です。ここ数年全く読んでなかったので、休刊すると言われても「まだやってたの?というのが第一印象です。

休刊の理由は明らかにされていませんが、一言で言えば「売れなくなった」からでしょうね。まぁ親元の「ぴあ」がなくなった時点で命運は尽きていましたし、もっと早く終わらせられなかったのかという気もします。

結局の所テレビ情報誌ってのは、番組やタレントの露骨な宣伝媒体に徹するか、「テレビブロス」みたいなサブカル路線に走るかのどちらかしかないわけですが、そのブロスにしたって全くタレントに頼ってないのかと言えば、そんなわけないんだし、この辺りは難しい所ですな。

いずれにせよこれからのテレビ情報誌は、BS・CSはむろんネットフリックスとかの有料動画配信にも対応出来なければ、消えていくだけでしょうな。

2015年12月30日 (水)

週刊誌が売れない

年末年始に入って雑誌も合併号になり、書店やコンビニの棚もしばらくは変わり映えしなくなります。元書店員の筆者としては、雑誌の棚は最低でも週一ペースで変化していくものだと考えているので、盆と正月の時期はちょっと寂しくなります。

そんな中J-CASTニュースによると、その寂しさがますます加速しそうなのが、今の出版界なんだとか。特に雑誌の売り上げ減が止まらず、こと週刊誌に関しては前年比13.4%減と言いますから、このままいったら間違いなく休刊する週刊誌が出て来るでしょう。サン毎とか週刊朝日とか。

週刊誌がつまらなくなったのはひとえに、相次ぐ名誉棄損訴訟の敗訴でカネがなくなり、腕のいいライターやカメラマンを雇えなくなったからでしょう。でも売り上げを上げる必要があるから、とりあえず値上げするんですが、内容がない上に値上げなんかするから、ますます売れなくなるという悪循環に陥るわけです。今ほとんどの週刊誌は400円台で売ってますが、このままだと10年以内に500円台に突入するんじゃないかと思います。そうなったらみんな休刊して、有料ウェブマガジンになるでしょうね。

筆者は読みたい連載があるので、文春と新潮は必ず買って、一部のページは切り取ってファイリングもしてますが、そういう楽しみも減っていくんでしょうね。

2014年9月22日 (月)

おわびと訂正(このブログの記事ぢゃない)

今朝週刊プレイボーイを買ったら、「何で阪神は毎年9月にダメ虎になんねん!!問題」と言う記事が掲載されてました。要はナメられる監督、勝負できない選手、事なかれ主義の球団等が阪神をダメにしているという、この時期恒例の記事なので別に新味はありませんが、笑ったのがひっそりと掲載されていた以下の項目(web版の週プレNEWSには未掲載)。

おわびと訂正
 「週刊プレイボーイ36号の巻頭特集『史上最大の凡セで阪神が絶対優勝する7つの理由』を作成した頃は、今思えば完全に調子に乗っていました。当該号の発売から3週間の阪神の成績は6勝12敗と、完全に誤報となってしまいました。謹んでおわびし、本特集を持って訂正とさせていただきます。」

折しも朝日新聞の誤報問題が世を騒がせてますが、この誤報問題は筆者のようなひねくれ者と余程の阪神ファン以外は、多分注目しないと思います。巨人のマジックナンバーが5(9月22日現在)となった今、阪神の自力優勝は消滅し、ヘタすりゃDeNAにも抜かれてCSにも出られないんぢゃね?という事態にまで陥ってしまいました。当然和田監督の続投も白紙に戻ったわけで(てゆうか何でこの時期に続投なんか発表したんだか)。

一方で同じ週プレで連載中の「江夏豊のアウトロー野球論」では、「『部下の意見を聞く』のが広島や阪神にはない原巨人の強さ」としています。原監督が指揮官としての経験値、度量の広さでチームを引っ張ってるとの事ですが、同コラムで何度も古巣の阪神を叱咤激励してる江夏氏にそこまで言わしてしまうとは、いかに今の阪神がダメかという証拠なのかも知れません。

ま、個人的には来週以降某全国紙から、週プレの広告が消えないかとか思ってしまいますが、そんなこと考えてるのも筆者だけでしょうか?

2014年9月 9日 (火)

回収はあの記事のせいか

昨日のブログでもお伝えした『フラッシュ』発売中止騒動ですが、問題になった記事はどうも松本人志絡みぢゃなかったようです(それ以前に松ちゃんの記事が掲載されてるかも不明朗だが)。そしてやはり普通に売っていた所もあったようです。

二階堂ドットコムによると、関西では普通に売られていたようですが、問題になったのは9月2日のzakzakでも報じられてるiCloudのハッキング事件で流出したセレブのヌード写真の中に、ロンドンオリンピックの体操金メダリスト、マッケイラ・マロニー(撮影当時17歳)のヤツが混ざっていたからだとか。この件については彼女の弁護士が、児童ポルノ法違反で告発の準備を進めてたり、これと別にFBIも捜査に乗り出したという情報もあるので、それで販売中止になったと考えれば納得です。でも関東や他でも二階堂氏のように、手に入れた人はいるんでしょうな。

ちなみに2chの芸スポ版に購入者の書き込みが載ってました。内容は以下の通りです(以下引用)
 さっきコンビニで立ち読み完全読破、大した記事は無かった!
「錦織圭」ネタ、
「テレ朝報道ステーションディレクター自殺」ネタ、
「みのもんた息子自社勤務」ネタ、
「芸能人過去ネタ特集」
「元フジ宮瀬茉祐子の愛想笑い写真数枚」
ちなみに「松本人志」載っていなかった!

確かに大した事ありませんね。みの息子(もちろん窃盗で日テレクビになった次男)の自社勤務ネタなんて、みの本人が別のインタビューで自分からバラしてるし(むしろ今の勤務先の場所について、二階堂氏は興味津々なのでは?)この騒動も多分どっかのハッカーやパパラッチが逮捕されて終わりでしょうけど、何で向こうのセレブはプライベートで脱ぎまくるんでしょうかにぃ。人工衛星使えば回り塀で囲ってボディーガード100人雇っても、上から丸見えなのに。逆に日本のセレブのそういう写真が流出しないのは、脱ぐのは風呂とヤル時だけっていう教育が徹底してるからでしょうね(誰が教育してんだよ)。あ、それ以前に世界でセレブと認められてる人が少ないからか。

2014年9月 8日 (月)

で、削られたのは何の記事?

スポニチアネックスによると、明日発売のフラッシュが一部記事に問題があったとやらで、発売中止になるとの事です。しかも驚く勿れ、元の記事を探してみると削除された形跡があります。なのでヤフーニュースから以下引用。

「FLASH」9日発売号が発売中止に「一部記事に不備」
 9日発売予定の写真週刊誌「FLASH」(光文社)が発売中止となった。光文社の公式サイトで8日に発表された。
 9日発売予定の9月23日号について「一部記事に不備がありましたので、発売を中止することといたしました」と説明。「読者の皆様をはじめ、関係者の皆様にご迷惑をおかけすることを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
 最新号は9日発売予定。同社は、問題があった記事の内容について明らかにしていない。「外部からの指摘ではなく、社内の精査で引っかかった。最新号は一般に流通していないので、記事の内容についてはコメントを差し控える」とした。
 書店への配本は始まっているが、回収を進めるという(引用ここまで)

何の記事が問題になったのかは知りませんが、一部では松本人志が母親を取材した週刊誌に激怒したと報じられてるだけに、ひょっとしたら問題になったのってその事?と勘繰ってしまいます。実際ヤフコメでも「『FLASH』を誰が気にすると思いもしたが、・・・ひょっとしたら、松本人志さんのおかーさんへの取材したん『FLASH』か。そうやろ」と言うコメがあったし、ホント気になりますね。他にも「どうせどっかから情報は洩れてくるんじゃない?どういうのから不備と判断されるのか興味あるね。今まで記事にされてきた人たちからすれば「不備でできた雑誌だろ」って気持ちだと思うけど」「東スポより怪しい記事満載だからな。 気にしてないし、期待もしていない」「配本を完璧に回収できると思うなよ」というコメもあったし。で、今回キタコメはコレ。

「書店への配本が始まっていたのなら、場所によっちゃ発売日前に店頭に並べる書店もあるから、既に出回っているものもあるという事。今夜中に不備があった記事が何か出てくるだろうし、神保町に行ったらプレミア価格で販売されていると思う。もしかしたらヤフオクにも出品されちゃうかもね♬でも、FLASHに今更不備も何も無いだろうと思うのは自分だけでしょうか……?」

ちなみに筆者はかつて某書店に勤務していた事もあるので、その経験で言えば完全回収は難しいと思います。店にもよりますが、新刊の雑誌やコミックは前日の夕方に取り次ぎから配本されて、その日の内に仕分けられます。で、閉店して客がいなくなってから陳列棚の前に置いて、翌日の開店準備の際に棚を整理しながら並べるというのが一般的です(深夜に鍵持った配送業者がシャッター開けて、未開封のまま店内に置いて帰るケースもある)で、いくら版元や取り次ぎからお達しが来ても「定期購読者が内容口外しないと言うから売った」とか言えば、それでおしまいというケースがほとんどです。実際どことは言わんが早売りしてる店はあるし、地方の零細書店ならそのままシレッと陳列しちゃうんぢゃないんですかにぃ。

ところで月曜の夕方に東京メトロの売店行くと、なぜか翌日発売の週刊朝日とサンデー毎日を普通に売ってるのですが、何か理由があるのでしょうか?めったに買わないからいいけど。