趣味

2015年10月 4日 (日)

「俺の嫁」(もしくは「脳内彼女」)の値段

タイトルからすると、いかにもエロ劇画誌に載ってそうな奴隷オークションみたいな話ですが、もちろん違います。J-CASTニュースによると、山口県山陽小野田市で差し押さえられたフィギュア8点(ほとんどがUFOキャッチャーの景品)が、Yahoo!官公庁オークションに出品されたとの事です。見積価格が最大2240円なので最高でも17920円にしかなりませんが、税収の低い地方都市にとっては、これだけでも結構な金になるのでしょう。その気になれば、もっとカネになりそうなモノが出てきてもいいんだけど。

この手のフィギュア集めてる人って、必ず一度は箱から出して自分を中心にして円状に並べながら、「嫁」に囲まれてご満悦プレイとかやってるのかも知れませんが、あまり想像したくありませんね。ギャグのネタとしてやるならともかく、ホントにやるのはどうかと思います。ヘタすりゃ一方的に話しかけたりして。まぁ別に止めはしませんが、電車の中でやるのはやめよーねーとだけ言っておきます。

筆者はもちろん税金はちゃんと納めてるので(金額にはいささか不満があるが)、おそらく差し押さえという事態にはならないと思いますが、もしそうなったら何が出品されるのでしょうか?やっぱ長年掛けて集めてきた、絶版絵本や絶版コミックや絶版チョロQとかが、優先的に出されちゃうんでしょうか?あるいは内容が著しく偏ってるBDやDVDとか、某先生のサイン本とか、ン十年前の古雑誌とかが出されるのかも知れません。ま、何にせよ税金はきちんと納めましょう。

2014年5月 8日 (木)

出撃!太陽の塔ロボ

あのバンダイが超合金40周年を記念して、驚く勿れニャンとあの「太陽の塔」とコラボしました。その容姿を浅草経済新聞から引用します(以下引用)

バンダイ、「太陽の塔のロボ」発売へ-超合金誕生40周年で芸術作品と初コラボ
岡本太郎の作品「太陽の塔」と超合金をコラボさせた「超合金 太陽の塔のロボ」が9月27日、バンダイ(台東区駒形1)から発売される。

バンダイを代表する商品ブランド「超合金」は今年で生誕40周年を迎えることを記念し、「超合金」として初めて芸術作品とコラボレーションした。

日本を代表する芸術家・岡本太郎の代表作品で、1970(昭和45)年に日本万国博覧会のシンボルとして大阪に建造された「太陽の塔」。その造形に魅せられたデザイン担当者が「『太陽の塔』がロボットだったら?」という発想から立案し、「太陽の塔」の造形美を生かしながら、その魅力を独自の解釈でデザイン。そのデザインが岡本太郎記念館・平野暁臣館長から高く評価され、同館長完全監修により商品化が実現した。

同ロボの機体データ(フィクション)には「6000度の熱線を照射し、半径約2キロの範囲を焼き尽くす」「胴体中央部の太陽の顔が左右に割れ、内部からせり出す三連装の必殺兵器。地球の反対側への直接攻撃も可能」など、敵の設定はないが「やたらと強い」のが特徴。

全長約280ミリ(ロボ 形態時)の存在感に加え、「塔形態」から「ロボ形態」へ、さらに「超兵器発動形態」へと3段変形変形ギミックなど、 バンダイが長年培ってきた「超合金」ブランドならではの技術と魅力が盛り込まれているという。価格は1万7,000円(税別)。(引用ここまで)

写真見る限りだと、どちらかと言えば悪のロボっぽい手足ですが、正義か悪か(太陽だから正義なのかも知れんが)はっきりしないので、これはこれでいいのかも知れません。

敵はやっぱ他の芸術作品でしょうね。取りあえず身近な所でアレに匹敵する大きさでは、奈良か鎌倉の大仏は決まりでしょう。世界に目を向ければ、コルコバードの丘のキリスト像でしょうか?ホントはロダンの「考える人」とか、ミケランジェロの「ダビデ像」とか、「ミロのビーナス」とか思いつくんですけど、大きさが違うので却下(同じ理由で上野の西郷隆盛像とか、渋谷のハチ公像も却下)

ところで実物の太陽の塔には足はありませんが、これはやはり岡本太郎が「足なんて飾りだ、偉い人にはそれがわからんのだ」と言ったから何でしょうかって、ジオングかよ。バンダイもさすがにコレとガンダムは対決させないでしょうね。


2012年9月23日 (日)

80年代のタイバニ?

以前広告関係の人と飲んだ際「『サンパチ』はカネになる」と言ってました。かつて角界にも「花のサンパチトリオ」というのがいましたし、ロッテリアでも「サンパチトリオ」なる380円のセットを売ってました(尤も先にマックが「サンキューセット」という390円のセットを出してたので、二番煎じの印象は否めないが)。要はサン=昭和30年代、ハチ=1980年代という事で、そのどちらかをネタにすれば確実に当たるとの事でした。理由はどちらも景気が良くて、日本人が「夢」を信じられた時代だからだとか。確かに高度成長とバブルの違いはあれど、あながち間違ってはいません。

そんな気持ちで日刊サイゾーを見てたら、パチの時代のあだ花的なおもちゃとして一部で知られる「テレコマ戦士」シリーズを取り上げていました。要はカップめんやお菓子がロボットに変形、しかも商品名はそのまんま実名という、今から考えると「よくそんなの出来たな」というおもちゃなのですが、確かに筆者も何個か持ってました。記事には載ってませんが、おか持ちや屋台を模したマシンもありました。たまにヤフオクでこれらの商品が「チョロQ」として出品されてますが、どちらもタカラ(現、タカラトミー)が出していた事を考えると、あながち間違いぢゃないです。

最も肝心の造形は今一つで、強そうなのか弱そうなのかはっきりしません。どことなくタイムボカンシリーズの三悪が乗ってそうな感じですが、少なくともヒーローメカのデザインではありませんね、これは。ま、そのへんのダサさをノリのよさで商品化してしまったのが、80年代だったのかも知れません。

尤もメーカーの関係者曰く「他社のデザインやライセンスも関わってくる商品なので、復刻は難しいんです」との事。当時は代理店のチェックも、いい意味で今より甘かったからこーゆーのが実現できたのでしょう。今だったら無料の販促品として配ってそうな感じですけど。そう考えると作中に企業名や商品名を実名でバンバン流す『タイバニ』や『龍が如く』は、いろんな意味でスゴい作品という事が分かります。もちろんケタ違いのマージンもバンバン動くわけで、それが広告やクリエイトにとっていいのか悪いのかは分かりませんが。

なお勝手ながら、明日9月24~25日は不在の為、更新は休ませて頂きます。ご了承下さい。

2012年9月19日 (水)

お家で南極物語

スペースシャトルや0系新幹線など、おっきなお友達のハートにジンジン迫って来るバンダイの「大人の超合金」シリーズ、第5段は「南極観測船 宗谷」と発表されました。

「第一次南極観測隊仕様」と銘打って出される今回の商品、ディスプレイスタンドは南極大陸接岸時もしくは砕氷シーンをイメージしており、暗い部屋で展示するとよりいっそう南極のムードが高まって来る事ウケ合いなすぐれ物です。例によって小物類も豊富で、隊員ミニフィギュアだけで30体、犬フィギュアも22体とこれだけでもすごいのですが、セスナにヘリコプターに雪上車に犬ぞりに荷物にドラム缶と、こんなにたくさんついていいのかしら?と思う位のサービスぶりです。

気になるお値段は税込49350円で、2013年(平成25年)1月25日との事ですから、もし手に入れられるのならこの冬には自宅に飾って、天国のタロ・ジロに思いを馳せつつ水割り片手に脳内高倉健さんになって、一人南極物語とシャレこむのもいいなぁ、なんつったりして(キムタク?出てたっけ?)

2011年8月14日 (日)

大人の超合金0系

バンダイが地味に展開してると思いきや、中身は想像以上にコアな大人の超合金。そのラインナップに、0系新幹線が加わる事が明らかになりました。

これまでアポロ11号とサターンⅤ型ロケット、スペースシャトル エンデバー、小惑星探査機 はやぶさ、と宇宙がらみのネタが続いた中に登場したシリーズ初の鉄道物が、この手の企画でありがちなD51やC62ぢゃなくて0系というのは、いかにも身近な懐かしアイテムという点で狙ってるなぁという感じです。2012年(平成24年)2月発売というのは、たぶん映画の『三丁目の夕日 3D』の公開も意識してるんでしょう。尤もモデルとなった21-1号車は、大阪の交通科学博物館で保存されてる、鉄道記念物にして機械遺産というよりも、ドラマの『華麗なる一族』に登場した車両と言った方が、若い人には分かりやすいかも。

これだけ出来がいい(トイレの便器まで再現されてるのは、素直に脱帽)と、16両フルセットで欲しいと思ってしまいますが、1両78750円という事は単純計算で16両126万円・・・・・やっぱ先頭車だけでいいかも。

2011年4月22日 (金)

チョロQ、復活へ

80年代を代表するホビーアイテムとしておなじみのチョロQが、トミーテックでリニューアルされる事になりました。

旧タカラで製造・発売されていたチョロQは、2006年に同社が旧トミーと合併(当時の関係者は必要以上に、両社の相思相愛ぶりを強調してたが、実質的にはトミーによるタカラの吸収合併だったとの説あり)後も発売されていましたが、トミカの前に玉砕。ついに2009年で旧シリーズの製造・販売が終了。同時に新シリーズ・チョロQハイブリッド!が発売されましたが、全盛期の勢いはなく、景気の低迷もあってタルガなど他社で展開されていたシリーズや、地方限定チョロQ(バスが多い)も次々と撤退。果てはブランドそのものの廃止も囁かれるまでに至ってしまったのです。(もともとトミーはプラレールと互換性のないチョロQを、継子扱いしてたと言う説もありますし、それを裏付けるようにチョロQと互換性のあったタカラのポケトレインは、合併を機に廃止されました)

今回、チョロQのファンサイトであるチョロQ学園で明らかになった新ブランドは、チョロQ zero(ゼロ)。原点回帰とゼロからのチャレンジを目指して名付けられました。それは気になる第1弾の車種に、チョロQ黎明期の80年代前半を代表する、トヨタ ソアラ2800GTやホンダ シティRをチョイスしてることでも明らかです。また、トミーテックから発売される事で、完全に大人向けのコレクターズアイテムとして展開される事も、期待されます。気になる発売時期は未定ですが、いい意味でファンの期待を裏切るマニアックな車種や、働く車も欲しいですね。

最新の情報は来月開催される、第50回静岡ホビーショーで発表されるとの事なので、今から首を長くして待ってます。