昨日のブログでお伝えした近江鉄道の古典機について、近江鉄道は申し出があれば、無償譲渡する方針を明らかにしたと、レスポンスが伝えています。現状では3両(ED31 1、ED31 2、ED31 5)の解体は既定方針のようなので、譲渡の対象は残り7両(ED31 3、ED31 4、ED14 1~4、ロコ1001)に限られます。
逆に言えば昨日筆者が理想として伝えた、1両ずつ残して解体というプランはないとみていいでしょう。地方鉄道はどこも経営が苦しいのは分かりますが、せっかくの鉄道遺産を生かしきれないのは、とても残念でなりません。それ故に他人事ですが、「いい所がもらってくれるといい」と思います。輸送費はかかるだろうけど。
現時点では名乗りを上げている個人や団体はないようですが、ヤフコメでは「まあこんなに古参電機が揃う私鉄は珍しかったですが、さすがに維持が難しくなりましたか。相当のお金持ちで無いと購入も難しいですよね」「私も一瞬、京都鉄道博物館にと思いましたが、会社が全く別会社だから受け入れないだろうなと。できれば滋賀県が保存してあげればいいんだけど、でも近江鉄道は近江商人とはあまり関係なさそうだし」「欲しい人は多いと思うが、運ぶだけでいくらかかるやら」といったコメが並びました。でもってキタコメはコレ。
「貴重な産業遺産です。
何とか彦根市に引き取ってもらい保存出来ないでしょうか?
彦根城だけでなく、鉄道資料館として観光資源にもなると思います」
個人的にはそれが理想ですが、必ず「市民の税金でこんなボロ電車(鉄道に興味のない人は、電気機関車と電車の区別がつかないし、そもそも興味がない)なんか買うなー」とかホザくパヨクなプロ市民が出て来ますからねぇ。
いずれにせよひとまずの猶予期間が出来たとはいえ、年度が替わるまでには結論が出るでしょう。筆者もいろんな所に話持って行きたいと思います。
なお多忙の為勝手ながら、12月9~10日の更新は休ませて頂きます。ご了承下さい。
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