映画秘宝 17年5月号
1年振りの映画秘宝本誌ネタです。この間面白いネタはたくさんあったのですが、筆者がめんどくさがってたおかげで、こんなに間が空いてしまいました。では、どうぞ。
今月のメイン特集は何と言っても「『キングコング 髑髏島の巨神』究極攻略!!」でしょう。表紙のイラストは『キングコング2』ですが、本編と比較しても全く違和感がなく、大きな期待を抱かせてくれます。その後も「あばれろ!たたかえ!キング・コング!!」と題した北原功士しの70年代学研風イラストを初め、「髑髏島の歩き方完全ガイド!」「賛否激突! CROSSREVIEW!!!」「キングコング特撮座談会!!」「髑髏島怪獣図鑑」「映画キング・コングHISTORY」といったお好きな人にはたまらないネタのメガ盛り状態。あっという間の24ページ(表紙と後述の特集込み)です。
しかし圧巻は「永久保存特集 巨大ゴリラ怪獣コミック大襲来!」でしょう。日本じゃ中々お目に掛けられないコングのコミック(その大半は映画と無関係だが)がてんこ盛り。特にDCコミックスの充実ぶりが目立ってました。そのおかげで「ヘンリー・カヴィル(もしくはベン・アフレック)もコイツと闘ってれば・・・」という文句がチラホラ。まぁコング出してたら、ラジー賞はなかったでしょうね。
「愛蔵版日本ヘラルド映画全史1956~2006」では、こちらもヘラルド映画伝説のパンフレットがてんこ盛り。もちろん高橋ヨシキ氏推し映画『愛の嵐』もあります。他にも原正人・谷川建司両氏の独占インタビューも読みごたえがあって、それだけで映画史の貴重な1ページとして読む事が出来ます。
そして「クイック・ジャパン」で連載されてた「消えたマンガ家」が秘法に移籍して「続・消えたマンガ家」として復活。今回はならし運転として前担当者との対談になりましたが、これからどんな人が引き吊り出されるのでしょうか?でも秘法は昔似たような連載をやってて、いきなり打ち切った前科もあるからねぇ。
映画訃報は「さらば、清順美学 追悼・鈴木清順」。日活時代から『ラ・ラ・ランド』への影響など、ただただ涙です。
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