大河ドラマ

2017年4月13日 (木)

気がつきゃ篤姫も2代目、お由羅は3代目

3月27日のブログで『西郷(せご)どん』のキャスト第1弾を伝えましたが、まんたんウェブによると第2弾も決まったとの事です。というわけで以下主な人を掲載。

篤姫(結局誰カノ?)        北川景子
島津斉興(斉彬父 老害)     鹿賀丈史
お由羅(斉興後妻業 久光母)  小柳ルミ子
幾島(篤姫側近 薩摩の阿茶局) 斉藤由貴
赤山靱負(斉彬側近 マッチョ)  沢村一樹

未だ篤姫と言えば宮崎あおいのイメージが強い中、北川景子ですか。背は高いけど正直、篤姫の庶民的なキャラクター(史実の篤姫も多少は世情に通じていた)とは合わないと思います。まさかとは思うけど西郷どんと恋愛なんかしないよね?本人は「史実とオリジナリティを大切に」云々言ってますが、そういう時に限って空回りしちゃうんだよねぇ。

その脇に控える斉藤由貴は『真田丸』以来2度目の大河ですが、今回も側近役ですか。阿茶局もそうだったけど、また今回も確信犯的にあらぬ事をつぶやいて、炎上の火種を作ってくれたらいいんですけどね。沢村一樹は、まぁいいです。筋トレバカだし。

ヤフコメでも「キッツイ篤姫だな」「演技力には期待できないね」「実際あまり演技上手くないから、大河ドラマで大役こなせるのか」「最近、NHKの時代考証は無茶苦茶だ。キャストを先に選んで、後から役どころを決めてるとしか思えない」といった批判コメが並びました。でもってキタコメはコレ。

「鹿賀丈史と小柳ルミ子。
今から予言しておきます。
この悪役コンビは、かなりの話題になると思う」

このワル夫婦は既に発表されてる、風間杜夫・松坂慶子・平田満の『蒲田行進曲』トリオを弾圧する側ですから、これは期待大でしょう。ましてや鹿賀丈史といえば『翔ぶが如く』の大久保利通ですから、今度は自分の父(?)を潰すわけだし。その意味では未だ未発表の、島津斉彬・久光兄弟の中の人が誰になるのかは期待したいです。

2017年4月 3日 (月)

偉大なるオリムピック天国

ついこないだ『西郷どん』のメインキャストが発表されたばかり(3月27日のブログ参照)なのに、その次のクドカン大河ドラマのタイトルが正式に決まりました。まんたんウェブによるとタイトルは『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』。主演はクドカンファミリーの中村勘九郎と阿部サダヲですがWキャストではなく、前半勘九郎・後半サダヲのリレー形式になります。大河の主役がリレー形式になるのは、2000年(平成12年)の『葵 徳川三代』以来、19年振りです。

16年11月16日のブログでは主人公を交代させて続けるのでは?と書いて、今回見事に当てる事が出来ましたが、3部作ではなく前後編になるのは意外でした。主人公が金栗四三(勘九郎)に田畑政治(サダヲ)といった、井伊直虎以上になじみのない人だけに、クドカンがどこまで話を盛るのか注目していきます。あとは戦争どう描くかですよね。過剰なまでの自尊史観も自虐史観もいらないので、きちんと歴史的事実を伝えて欲しいです。

ヤフコメでは「大河ドラマっぽくはないけど面白そう!」という声もありますが、むしろ「きっと面白いだろうけど、歴史時代劇が無くなるのは寂しい。別に大河の枠でやらなくてもいいと思うのだが」「ドラマ的には面白そうだけど、やはり『大河』はもっと昔の時代劇がいい。オリンピックに繋げたい気持ちはわかるけど『大河』枠じゃなくても…」「面白そうだと思うし、見てみたいとは思うが、大河ドラマとしては受け入れられない」といった懐疑的なコメが並びました。正直筆者は期待と不安紙一重なので、今回キタコメはありません。

ちなみにタイトルの「いだてん」はもちろん「韋駄天」から来てるので、「偉大なるオリムピック天国」の略ではありません。多分。あと町山智浩氏の推しメンの、ワケありで本名を名乗れないあの人は出られるのでしょうか?ファンぢゃないけど、そっちも気になります。

2017年3月27日 (月)

マッスル翔ぶが如く?

16年10月31日のブログ以降目立った動きのなかった来年の大河『西郷(せご)どん』ですが、まんたんウェブによるとキャスト第1陣が発表されたとの事です。以下はそのキャスティング。

大久保一蔵(利通)       瑛太
岩山糸(西郷ヨメ3号)     黒木華
西郷琴(西郷妹)        桜庭ななみ
西郷吉二郎(従道 西郷弟) 渡部豪太
西郷吉兵衛(西郷父)     風間杜夫
西郷満佐子(西郷母)     松坂慶子
大久保次右衛門(一蔵父)  平田満
熊吉(西郷下僕)        塚地武雅

西郷どんが鈴木亮平と聞いた時点で、大久保も似たような人がやるのかなぁと思ってたら瑛太ですか。こりゃあ西郷と2人の時は、ふんどし一丁で何かやりそうな気がします。どっちも筋トレバカだし。相撲とか水泳とか、あるいは神輿担ぐとか、井戸の周りで体拭くとか。

家族はまぁこんなんだろうという無難な人選ですが、平田さん使うって事は次右衛門が処刑されたお由羅騒動もやるって事ですね。そうなるとお由羅は誰がやるんでしょうか?(ちなみに『翔ぶが如く』では草笛光子、『篤姫』では涼風真世)。塚っちゃんの熊吉はオリキャラでしょうが、『真田丸』なら佐助(藤井隆)のポジションですから、芸人枠兼いじられ役でしょう。西郷どんにおむすびで釣られたりしてって、それは裸の大将か。

ちなみに風間・松坂・平田のお三方は明らかに『蒲田行進曲』ですね。偶然かも知れませんけど、これは池田屋事件で階段落ちやらないと、視聴者は納得しないでしょう。エネッチケーは予算あるんだから、そこはケチっちゃいけません。

大河で家族の物語と言えば、どうしても『真田丸』になってしまいますが、先に家族のキャスティング発表したのは、明らかに狙ってますね。この分だと追加キャストもどうなる事やら。で、この中でナレ死するのは誰なんですかにぃ。

2017年2月26日 (日)

直虎で幸村?

大坂夏の陣で徳川家康を打ち損じた真田幸村は生きる気力を失い、あてどもなくさまよい続けていた。そして目の前の扉を開けたその時、彼の身は「ここではないどこか」へ飛ばされていた。

何か『ドリフターズ』の二番煎じみたいな書き出しになってしまいましたが、日刊サイゾーによると視聴率低迷が止まらない『おんな城主 直虎』が、視聴率回復の切り札として『真田丸』の堺雅人にゲスト出演してもらおうと、目論んでるとの事です。もちろん実際にはありえないでしょうけど、まだ6回しかやってないのにこんな話が出るとは、余程つまらんという事が裏付けられたも同然です。

実際筆者の周りでも観てる人を探すのが難しいし、何度も言うけど井伊直虎が大河の主役として、1年間お茶の間に顔を出す価値のある人だったのかと言えば、全くの過大評価だと言わざるを得ません。このまま行ったら間違いなく『平清盛』『花燃ゆ』と並ぶ、年間平均視聴率12%のワーストタイ記録か、ヘタすりゃ初の12%割れもありうるかも知れません。

記事では他にもゲスト候補として、羽生結弦の名前も挙がってますが、やめた方がいいと思います。アレは時代劇だと明らかにウケの美少年(どういう意味だか分かりますよね?)だし、まだ春風亭昇太(今川義元)繋がりで、笑点メンバー出すのが現実的だと思います。その場合三遊亭圓楽は腹黒の軍師ですし、林家木久扇は杉作って・・・それは鞍馬天狗か。

こうなったら1月9日のブログでも書いたけど今からでも遅くないから、義元にメガネかけさせてパーフェクト義元にすれば、間違いなく面白くなるでしょうね。蹴鞠で敵倒すとかって、それは『戦国無双』の義元か。

2017年1月 9日 (月)

コンタクト(多分)城主 義元

放送開始直前に「ぢつわ男だった疑惑」が出た途端、エネッチケーが「フィクションですから」と開き直った『おんな城主 直虎』ですが、柴咲コウを2月まで温存すると聞いて、完全に勝負投げたなと思いました。そんな中J‐CASTニュースによると、今川義元役の春風亭昇太が「怖い!」と噂になってるそうです。

確かに戦国時代で鉄砲伝来前の話なので、メガネ外すのが当たり前なのですが、実際に画像で観てみると政務調査費をピンハネした、地方議会の議長にしか見えませんでした。一応公家風のメイクはしてますけど、『戦国無双』の義元と比べるとかなりおとなしめだし、何より今回はセリフなしというのはどうかと思います。このまま行ったら口開くのは月末ぢゃねーの?とか思ったりしますが、それでも語尾に「の!」とかは付けないんでしょうねぇ。

それより何より記事にあるコメントの一つ「まったく春風亭昇太に見えない今川義元を見て、やはり彼の本体はメガネなのだなと再認識しました」って・・・そうか、大村崑・横山やすしの伝統は彼に受け継がれてたんだなぁと、改めて思いました。

歴史に「if」は禁句ですが、あの時代の義元がメガネを掛けてたら、それこそ無双と呼ぶにふさわしい活躍をしたでしょう。もちろん桶狭間では信長を返り討ちにして、そのまま上洛。朝廷を押さえて天下人として君臨してたでしょう。もちろん家康も独立せずそのまま今川を支え続けたでしょうから、後々大河になっても、せいぜい『軍師官兵衛』レベルの扱いにしかなりません(アレはアレで面白いアウトレイジ大河だったが)

というノリでやれれば面白いんだけど、義元途中で死んじゃうからなぁ。やっぱ直虎が超必出して敵も味方も全員吹っ飛ばして、勢いで自分の鎧や着物や下帯も全部吹っ飛ばさなきゃ、無理かなぁ。

2016年12月19日 (月)

さらば『真田丸』

遂に『真田丸』がその幕を閉じました。最初はこのまま無事に済むのだろうかという気持ちで観ていましたが、中盤(大坂編)辺りから神回が出始め、そして終盤一気に加速したまま乗り切ったという感じです。まだ観てない人の為ネタバラシが出来ないのは残念ですが、時折変化球を交えながらも基本は王道というパターンで完走したと言っていいでしょう。

こうした動きは視聴率にもよく出ており、スポーツ報知によると全50話の平均視聴率は16.6%で、2011年(平成23年)の『豪 姫たちの戦国』以来の16%超えを果たしたとの事です(ちなみに『新選組!』の平均視聴率は17.6%)。往年の大河の数字と比べると低いですが、国民のライフスタイルが変わってるのですから、それを考えれば大健闘でしょう。まぁ『豪』がそんなに数字取ってたってのも意外ですが。

そしてスポニチアネックスによると、やはりネット上には「真田丸ロス」が溢れてるそうです。これまでにも「秀吉ロス」「昌幸ロス」はありましたが、とうとうその時が来てしまったという感じです。でもこうなる事は最初の時点で分かってたのですから、今は「一年間ありがとう」という気持ちで一杯です。それでも物足りなければ『戦国無双 真田丸』をやるか、エネッチケーにスピンオフの製作を依頼するのがいいでしょう。『新選組!』の時みたいに。

ヤフコメでは「間違いなく良かった。ロス感がハンパない。来年再放送されても間違いなく観ると思う」「一年間本当に楽しめました。来週から見れないと思うと寂しい」「今年の楽しみが終わってしまった〜秀作でした!一年間ありがとう!」「久々に最終回まで放送が待ち遠しいドラマでした!連続ドラマってやはりこうでないと!」「本当に面白かったし、堺雅人さんっていい役者さんだと改めて思いました」といった絶賛コメが並びました。でもってキタコメはコレ。

「来年はダメそうだね」

始まる前からタイトルを覆しかねない事が、起きちゃいましたからねぇ。まぁそんな事より筆者は、最後まで長澤まさみと吉田羊と橋本マナミが「バカには見えない勝負服」を着てくれなかったのが、数少ない不満でした。あと本多忠勝が槍一振で1000人ぶっ殺すスーパーソルジャー振りを発揮する前に、ナレ死した事も。

ところで家康は秀頼の最後を聞いた時「あれはいい若者だったが、あれの父親がいけないのだよ」と語ったと、民明書房の本で読んだ気がしますが、それが某宇宙世紀の坊やの最後と関係あるのかは、定かではありません。他にも幸村の赤い鎧は、通常の鎧武者の3倍早いとか言った話も聞いたような気がしますが、筆者の勘違いでしょうか?


2016年11月21日 (月)

最終話「なし」

最終話に向けて最後の追い込みに入った『真田丸』ですが、スポニチアネックスによると12月18日放送の第50話(最終話)には、これまで漢字二文字でつけていたサブタイトルを驚く勿れ、ニャンとつけないとの事です。筆者も長く大河ドラマ観てますが、サブタイなしというのは初めての事です。

記事では「堺雅人さんの演技を拝見して、われわれスタッフ全員が、その二字熟語では収まり切らない熱くて深い思いが最終回には詰まっていると強く感じました」とありますが、それはどうなんだろうと思います。筆者もちょっと考えてみましたが、「劇終」だと香港映画みたいだし、「終了」だといい感じぢゃないし、「討死」はそのまんまだし、「夢幻」だと信長みたいだし、「帰還」は叶わなかったし、結末が分かってるだけになかなかいいのが浮かびません。

本当なら「幸村」で真田信繁(幸村)の生きざまを締めくくるのがいいのですが、もう40話で使っちゃったからなぁ。となると『戦国無双 真田丸』とタイアップしてるんだから「無双」というのもありだと思うけど、NHK的にそれはどうなのという声が出て来そうだし、史実の家康が信繁を評した「真田、日本一の兵」をアレンジして「強者」でもいいと思うのですが、負けてそれはどうなのという気もするので、やっぱ「なし」でいいのかも知れません。恐るべし三谷幸喜。

2016年11月16日 (水)

もう2019年かよ

10月31日のブログで再来年の大河『西郷どん』の話したばっかだというのに、もうその次が決まりました。J‐CASTニュースによると、NHKは2019年(平成31年)の大河ドラマが、宮藤官九郎脚本の「オリンピック(仮称)」に決まったと発表したとの事です。明らかに翌年の東京オリンピックを当て込んだ企画ですが、正直安易すぎますね。初めにクドカンありきというのが、また何とも。

近現代を扱った大河は1986年(昭和61年)の『いのち』以来33年振りですが、架空の主人公の物語であり、別に大河でやる必要もなかった『いのち』に対し、こっちは1912年(明治45年)の日本人選手初参加から1964年(昭和39年)の東京オリンピック開催までの約半世紀を描くとの事ですが、まだ主人公は決まってません。さすがに1人の人物を主人公にするのは無理があるので、全体を3部作に分けて主人公を交代させていくのでしょう。『葵 徳川三代』みたいに。

となると当然2度の世界大戦は、きちんと描かなくちゃいけませんし、特に返上した1940年(昭和15年)の「幻の東京オリンピック」は、必要十分条件と言えます。少なくとも『あまちゃん』感覚で取り上げていい話ではないので。問題はクドカンにそれがきちんと出来るかなって事。ヘタすりゃ炎上承知で挑まなきゃいけないので。

ヤフコメでは「クドカン好きだけど、オリンピック盛り上げに必死な感じな上に、クドカン頼みって…」「この間2018年の大河が西郷隆盛と発表されたばかりなのに、もう2019年の大河が発表されたのにびっくりした」「最近戦国と幕末でマンネリ化してたから、たまには良いんじゃない?無理に2回に1回、女性を主役にするのはやめて欲しいが」といった困惑コメが並びました。でもってキタコメはコレ。

「クドカンの作品は好きだけど、
そういうのなら年末だけ『坂の上の雲』みたいな形で
やったら良いのに…って思う」

そうしたいんだろうけど、いろんな大人の事情が絡んでるんでしょうねぇ。クドカン本人は「まぁ、こんな大河もたまにはいいよね」と軽く受け止めてますが、その内そんな事も言えなくなるかも知れません。尤もそれ以前にオリンピックやれるのか分からんのだけど。

2016年10月31日 (月)

SD/西郷どん

9月9日のブログでもお伝えした、2018年(平成30年)の大河ドラマ『西郷(せご)どん』の主役に、鈴木亮平が内定したと、スポニチアネックスが伝えています。堤真一に断られて他に誰がいるんだと思いましたが、「そう来たか!」という感じです。まぁ『花子とアン』繋がりと言われれば、それまでなんですけどね。

2016年現在33歳の男盛り。体形は申し分ないし、何より役に応じて体重をコントロール出来るのが強み。これで島流しのシーンでは、激ヤセしてゲッソリしてる西郷さんという、これまでの幕末物では見られなかったシーンも期待できそうです。あとは親友にしてライバル、最後は宿敵の大久保利通を誰が演じるのかで、ドラマが盛り上がります。もちろん島津斉彬・久光兄弟や篤姫(さすがに宮崎あおいは無理か)、勝海舟や坂本龍馬の中の人も気がかりです。

ヤフコメでも「イメージはあってると思います。頑張ってほしいです」「役作りが大変そうだけど頑張って下さい!」「主役としては少し弱い気がするけど、役作りも演技も上手いこの人なら西郷隆盛を演じきってくれると思う」といった応援コメと同時に、「是非観たいけど、もし脚本が面白くなかったら視聴率も上がらないかもしれないし、俳優としてのキャリアに傷がつきそうで心配」という心配コメも上がりました。でもってキタコメはコレ。

「雰囲気的には合ってると思うので
鈴木さんには期待できるけど、
篤姫との恋とか言われると内容に若干の心配が…
西郷隆盛が主役なのに、
メロドラマ風の大河なんてことにならないですよね」

なんですよねー、だから最初堤真一の名前が上がったのかしら?まぁ鈴木亮平はイケメンというよりはデブに近い(誉め言葉です)ので、気は優しくて力持ちな西郷どんを思いっきり演じて欲しいですね。

あ、でもふんどし一丁で泳いだり踊ったりはしなくていいからね。もちろん顔に装着するのも・・・

2016年10月10日 (月)

信繁から幸村へ

関ヶ原がいとも簡単に終了し、これから最後の山である大坂の陣を迎えることになる『真田丸』ですが、その前のビッグイベント(と言うほどのものでもないが)である、真田信繁の改名が昨日放送の『真田丸』の中で行なわれたことは、今更言うまでもありませんが、スポニチアネックスによると、三谷幸喜はその構想に2年の時を費やしたんだそうです。

まぁ幸村の「幸」が祖父・幸隆、父・昌幸の「幸」なのは当然ですが、問題は「村」。元ネタが江戸時代の軍記物なのは知ってますが、その根拠は不明なので、気づいたらみんな普通に「幸村」と呼んでた訳ですが、それをくじ引きで決めるってのは、普通に考えればアレですよねぇ。あくまでもフィクション、娯楽作だから許されるんですけど。もちろん来月発売予定の『戦国無双 真田丸』に合わせたってのもあるんでしょうけど、さすがにゲームでこのネタは無理ですな。向こうは子供の頃から「幸村」だし。

ヤフコメでも「面白かった。昌幸パパからの、くじ引きのつながりもあるし」「今思うと、あれ(くじ引き)が伏線だったのかと、感心しました」「『これも入れてしまったのか』と、間違って村まで入れたのを引いたところが軽く、そして面白いところでした」「こういう展開、物語的にはおもしろいですよ」と好意的なコメが並びました。でもってキタコメはコレ。

「賛否あるようだけど、魅せる演出はさすがだと思います」

そう、ドラマではこれが大事なんです。真田丸のデカいオープンセットも作ったんだし、大坂の陣では関ヶ原で出来なかったことをドンドンやって欲しいですな。個人的にはVシネチックな後藤又兵衛(哀川翔)に注目していきたいんだけど、別のネタで攻めて来そうな気がして、それだけが気がかりです。カブトムシとか。

ちなみに歴史上くじで重要な事を決めたと言えば、応永35年(1428年)1月17日の、室町幕府6代将軍足利義教就任決定(就任は正長2年=1429年3月15日)ですが、その義教はやりすぎて暗殺されちゃいました(嘉吉元年=1441年6月24日)。果たして幸村はどこまでやりすぎるのか、その点にも注目しながら最後まで観ていきます。